主な活動場所
八木原小学校

 6年生が薬物乱用防止教室に参加しました

2022-07-11
7月7日(木) 6年生の薬物乱用防止教室が行われました

麻薬や覚醒剤、大麻、危険ドラッグなどの10代や20代の若年層における乱用は深刻な問題となっています

インターネットやSNS等では「大麻は害がない」といった誤った情報が広がったり「大麻は依存にならない、いつでもやめられる」「海外では大麻が合法化されているから安全」という情報もあり警戒心を薄れさせていますがそうした情報は誤りであり子供達も正しい知識を早く学ぶことが必要になりました

薬物の危険性を正しく理解し、薬物乱用を許さない社会を目指すため薬物の有害性や依存性など正しい情報を知り、自分の身を守るため薬物乱用防止指導員の方にお話を伺いました

薬物の種類は主に覚せい剤・大麻・MDMA・危険ドラッグなどかあります

「乱用」と聞くと何回も使用するようなイメージがありますが「間違った使い方を1回でも」することも乱用と言います

ダイエットや元気になる、早いタイムを出すなど記録を残す目的に使うのも「乱用」と言います

乱用すると1回だけでも急性中毒で死んでしまうこともある程、薬物は危険です

脳が萎縮し幻覚や幻聴や感情のコントロールが出来なくなるなど肉体的にも精神的にも様々な問題が起こります

耐性がついて効果を感じられなくなると、使用量を増やし、やめたくてもやめられなくなってしまいます

フラッシュバックや治ったようにみえても突然元の状態に戻ってしまいます

DVD視聴では実際に薬物を使用した人が正常ではない様子を映したニュース映像

危険ドラッグを使用したマウスの実験映像を観ました

薬物乱用で失うものは健康・成長・人生・未来などあげればきりがない程そのリスクは大きくそれは若年層であればなおのことです

代表生徒が実際に薬物を勧められた時はどう断るかロールプレイングで擬似体験を通して適切に対応できるか学習していきます

そしてタバコの害についても学びました

授業を受けての子供達の感想は…
○怖かった
○ダメなことはわかっていたが予想よりも危険だとわかった
○DVD視聴してこんな風にはなりたくないと思った。わかりやすかった
○本人だけでなく使用することは周りの人を傷つけることがわかった

など「百聞は一見にしかず」の様子でした

近年は薬物の影響による被害妄想で無差別に人に襲いかかるといった痛ましい事件や薬物購入資金を得るための各種犯罪が引き起こされているのが現状です

知識のない若年層をターゲットにインターネットや個人のSNSなど保護者や学校の目の届かない方法で言葉巧みに警戒心を薄れさせながらアプローチしてくることがあります

好奇心や遊びのつもりでも一度使ってしまえば、自分だけでなく、家族や友人など周りの人も不幸にします

保護者の皆様もご家庭でお話をするきっかけにして頂ければと思います

千葉県教育委員会薬物乱用防止対策事業