主な活動場所
八木原小学校

 5年生が『稲作体験』で稲刈りを行いました

2022-09-26
9月22日(木)5年生が『稲作体験』で稲刈りを行いました

田んぼでは黄金色に輝く「もち米」が収穫の日を迎え、たわわに頭を垂れ下げていました

1本の穂には、おおよそ80~100粒の籾(もみ)が実っています

籾が栄養分をしっかりと溜め込む頃に稲穂は金色になりるそうで、絶好の収穫期を迎えていました

田んぼの水は夏の暑い盛りに、ひびが入るまで乾かす「中干し」で既に抜かれています

「中干し」をすることで稲は水を求めて根を張り土の養分をしっかり吸収します

子供達は夏休み中に見事に育った稲穂を見て、早く収穫したくてソワソワしている様子でしたが、もち米だけを刈れる様に、先ずは田んぼに元々種があり発芽したアワやヒエをボランティアさんが抜きます

鎌を振り回したりしない、自分の方に刃が勢いよくこないよう、取り扱いの注意を聞いてからいよいよ作業開始

刃は鋸のようにギザギザになっている「鋸鎌」という専用の鎌を使います

雨や風で稲が倒れてしまっているので、株元を探しながら、大きく育った稲を丁寧に自分たちの手で刈り取ります

1株を持ったら奥に倒して、根元に鎌を当てぐっと手前に引くと上手く刈れます

直ぐにコツをつかみ、順調に刈り取られていき、稲の束は後ろでスタンバイしている人に渡していきます

腰を落としたり、中腰で作業したり農作業の大変さを改めて実感します

束は6束ずつ(3×3)をバッテンの形にして麻紐で縛ります

束ねたものは、待機中のクラスが体育館のギャラリーに運び、ここで1ヶ月くらい乾かします

刈られた稲は最後の力を振り絞り、次の世代を残すために、茎の栄養を実に移していきます

そのため、お米に栄養分が送り込まれ美味しさが増し長期保存でも粘りやつや、旨味が保たれるそうです

乾燥が足りないと水分が残ってしまい、脱穀する際に籾殻と米が上手く分けられなかったり、お米が変質するそうです

途中、10分の休憩を挟んで作業を進めます

刈り取りが終わった田んぼは熊手で掃除

お休みしている子が刈る分を残して、最後まで綺麗に刈ります

蛇やネズミ、トカゲやバッタ等、様々な生物に遭遇しました

稲作体験ではこの田んぼで、子供達はたくさんの自然にも触れることができました

寒暖差のある中、慣れない鎌を使って一生懸命に刈り取りをする姿や、たわわに実った稲の束を運ぶ姿が印象的でした

来月は刈り取った稲の穂先から、籾を分離する「脱穀」 です

今回もたくさんのボランティアの皆様、保護者の皆様に子供達の貴重な体験をサポートして頂きました

ご協力ありがとうございました