主な活動場所
八木原小学校

 5年生が『稲作体験』で脱穀を行いました

2022-10-26
10月21日(金)5年生が『稲作体験』で脱穀を行いました

干して乾燥させた稲の穂先から籾(もみ)を落とすのが「脱穀(だっこく)」

体育館の半分にブルーシートを敷いてギャラリーの手すりに干しておいた稲の束を一人一束ずつ行き渡るように35束ずつ分けます

最初に籾(もみ)とそれ以外の藁に分ける作業からはじまります

3組から稲の束を持って並びます

脱穀機の稲置台に稲束を丁寧に並べていくと籾(もみ)だけがバケツに出てきました

「おお~っ」見慣れたお米の姿に感動します

バケツには籾の他に細かい藁等が混ざっているので手作業で丁寧に取り除きます

バケツにある程度溜まると籾すり機(もみすりき)で籾から籾殻を取り除いて玄米に仕上げます

籾殻を取り除くことを脱稃(だっぷ)というそうです

今はコンバインという農業機器で稲刈り・脱穀・籾の選別・藁処理を同時に行う農家さんがほとんどだそうで、こうして米作りの工程を1つずつ体験できることが貴重な知識と経験になります

体験が済んだ子供達は自主的に掃除をします

モップでは掃除しにくいので教室からホウキや塵取りを持ってきてテキパキ行動する頼もしい姿が見られました

自分達で大切に育てたもち米です

こぼれた稲穂や細かい稲穂を大事に拾い集めて無駄にしないように一生懸命作業する姿も印象的でした

食べることは生涯にわたって続く基本的な営みです

稲作体験を通して食べ物を大切にする心も育っていることも子供達の姿から伝わってきました


何度も繰り返し作業していると機械が動かなくなるというトラブルが…

子供達も心配そうに見守りましたが玄米にすることができたのはビニール袋1つ分でした

残りはボランティアさんにお願いすることになり気持ちを切り替え体育館の片付け作業を開始

ブルーシートを片付けていると何人もの子供達が「手伝います!」「やります!」と言って手伝ってくれました

風が吹く中でホコリだらけになりながらバタバタとブルーシートを払い畳んでくれました

最後は体育館の雑巾掛けをして完了

ボランティアさんにお礼のご挨拶をして終了しました

子供達、先生方、ボランティアさん皆が藁まみれになって頑張りました

高学年になると周囲の状況をよく見て判断して動けるようになるんですね

残り半年で6年生になる自覚が芽生えてきているのかもしれません

頼もしさや成長を感じた脱穀体験となりました

1月の収穫祭が楽しみですね!

今回もたくさんのボランティアの皆様、保護者の皆様に子供達の貴重な体験をサポートして頂きました

ご協力ありがとうございました