主な活動場所
八木原小学校

 5年生が『稲作体験』で稲刈りを行いました

2023-09-22
9月21日(木)5年生が『稲作体験』で稲刈りを行いました

まだまだ暑い日が続く中、田んぼでは黄金色に輝く「もち米」が収穫の日を迎え、稲の上をトンボが飛び交います

籾が栄養分をしっかりと溜め込む頃に稲穂は金色になりるそうです

田んぼの水は夏の暑い盛りに、ひびが入るまで乾かす「中干し」で既に抜かれています

「中干し」をすることで稲は水を求めて根を張り土の養分をしっかり吸収します

稲刈りの前に、まずはボランティアさんたちが田んぼの周りの草刈りをして下さいました

ボランティアの長谷川さんより、鎌を振り回したりしない、自分の方に刃が勢いよくこないよう、取り扱いの注意を聞いてからいよいよ作業開始

刃は鋸のようにギザギザになっている「鋸鎌」という専用の鎌を使います

1株を持ったら奥に倒して、根元に鎌を当てぐっと手前に引くとうまく刈り取れます

待機中のクラスが6株ずつ束ねて麻紐で縛り、体育館のギャラリーに干していきます

腰を落としたり、中腰で作業したり農作業の大変さを改めて実感します

刈られた稲は最後の力を振り絞り、次の世代を残すために、茎の栄養を実に移していきます

そのため、お米に栄養分が送り込まれ美味しさが増し長期保存でも粘りやつや、旨味が保たれるそうです

乾燥が足りないと水分が残ってしまい、脱穀する際に籾殻と米が上手く分けられなかったり、お米が変質するそうです

刈り取る様子を見ながら、思わず「お米、美味しそう〜!」と声を漏らす子もいました

「はい!これ4(束)!」
「ここ、全部6(束)!」
「6束できた人ー!」
お互いに声を出して、連携プレーでどんどんと束を作っていきます

途中で雨が振り始め少し中断しましたが、お休みしている子が刈る分を残して、最後まで刈り取ることが出来ました

最後にボランティアの長谷川さんより、「米という字は、八十八と書きます。米一粒出来るのに、八十八回の手間がかかるということ。画家ミレーの落穂拾いという絵がありますが、落穂拾いがいらないほど、大事にお米を扱って、美味しいお米を食べましょう。雨にも負けず、頑張りました!」とのお話がありました

来月は刈り取った稲の穂先から、籾を分離する「脱穀」 です

今回もたくさんのボランティアの皆様、保護者の皆様に子供達の貴重な体験をサポートして頂きました

ご協力ありがとうございました