地蔵堂花いっぱいの花まつり

2025-04-05
4月6日(日)午前8時~午後3時地蔵堂にて[地蔵堂花いっぱいの花まつり]が行われました。
 地蔵堂(綾瀬市小園61番地 相鉄バス 小園団地入口下車)は、東光山延命寺で海老名市内の相模国分寺の隠居寺だったと言われ、江戸時代の後期から明治5年の学制の発布により、「国分学校」が出来るまで「寺子屋」として使用された歴史的な建物とのこと。本尊は、木造地蔵(じぞう)菩薩(ぼさつ)坐像(ざぞう)(綾瀬市指定文化財)で、彫刻の形式の特徴より、14世紀末から15世紀前半頃に造られた物と思われ、綾瀬市に残る最古の彫刻とのこと。この他「小園の寝(ね)釈迦(しゃか)様(さま)」と呼ばれている「釈迦(しゃか)涅槃(ねはん)像(ぞう)」や「まわり地蔵」等が安置されています。
 花まつりでは、地蔵堂入口に花で飾られた誕生仏が置かれ、柄杓(ひしゃく)ですくった甘茶をかけ、無病息災を願う行事や小園はやし保存会の太鼓演奏があり、花まつりを盛り立てていました。

 地蔵堂保存会会長の斉藤武夫さんは「お釈迦様の誕生をお祝いし,あわせて参拝される皆様の健康や安全、そして子供たちの健やかな成長を祈願していただく花まつりを明るく楽しくみんなで祝いたく〝地蔵堂花いっぱいの花まつり〟を皆様に声掛けさせていただきました。お花については、ご近所や保存会の皆様が育てられたプランターのお花を1人1つ持ち寄っていただき地蔵堂の縁石に並べさせていただくものです。お陰様で、写真のようにたくさんの花で、地蔵堂の縁石を埋め尽くすことが出来ました。ご賛同をいただき大切なお花(重たいプランター)を持ち寄っていただきました皆様に感謝と御礼を申し上げます。(来場者数 105名、お花29鉢)来年も是非、“地蔵堂花いっぱい花まつり”を行い多くの方に地蔵堂に足を運んでいただけるように工夫したいと思います。
 600年を超える市文化財でもある地蔵菩薩坐像、200年を超える釈迦涅槃像、子供たちの成長を祈願するために家々を回った回り地蔵、そしてお堂の外には、いぼ取り地蔵が安置されている地蔵堂です。保存会として、大切な仏像や建物であるお堂を守るとともに次の人、そして次の時代にそれらを守り、地蔵堂を多くの皆様に知らしめていただく仲間や地蔵堂をサポートしていただけるサポーターを増やしたいと願っています。是非、気軽に保存会の役員に声掛けをお願い致します。最後に花まつりの開催に当たり、多くの皆様、そして団体・機関の皆様にご支援ご協力をいただきましたこと深く御礼申し上げます。ありがとうございました。」と、おっしゃっていました。
 賑やかなお囃子の太鼓の音と、おまつりのタイトルのとおり、きれいなお花がたくさん!!そして、地蔵堂の中の様子を拝見できる貴重な機会です。いらしたことがない方も来年、足を運んでみてはいかがですか?



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