おしゃべりサロンⅠ(小園地区社協・小園憩の家)7年度

2025-07-22
【滑稽話とハーモニーで溢れた笑顔】
 梅雨明けして真夏日が続く7月22日(火)小園自治会館で小園地区社会福祉協議会と小園憩の家の協賛による〝令和7年度第1回おしゃべりサロン〟が開催されました。参加された66人は〝一区亭栄〟さまの身振り手振りを交えた笑いのある素人落語と、〝ワンハート綾瀬ボイス〟の皆さんのメリハリの効いた朗読やおもしろ川柳などを堪能して、冷たい〝水ようかん〟に舌鼓を打ち、楽しいひとときを過ごしました。

 最初は一区亭栄さま(1区区長:笠間栄様)の素人落語です。
 初高座は古典落語の「七段目」(しちだんめ)です。あらすじは、「大店の若旦那は仕事に出かける振りをして毎日お芝居を観に行くなど、たいへんな芝居好きである。その若旦那に大旦那は小言をいうが、暖簾に腕押し、年季奉公する丁稚も芝居が好きで、ときには二人して即興の芝居を演じている。」など、江戸時代の日常生活を表現した小話で、そのやり取りが笑いにつながっている。
 古典落語は扇子と手拭いを使い、様々な人を演じ分け、喜怒哀楽などの感情を巧みに描く話芸で情景の広がりで物語に引き込まれる面白さがあります。
 一区亭栄様が落語を始めたのは、「睡眠用に聞くようになったことで、しゃべり方に加えて、間合いや身振り、手振りを覚えるのが大変でしたが、皆さんに楽しんでいただけば幸いです。」と笑顔で話してくれました。
 参加者からは「久しぶりに腹から笑ったよ。間合いや目のやり取りなど、素人とは思えませんでした。人前で話すのは初めとのことでしたが、楽しそうに演じてましたね。マイクの音量が小さかったので、ちょっと聞こえないところがあったのが残念。」などの声がありました。

 次はワンハート綾瀬ボイス(講師:斉藤恵美子様)の10名の皆さんの朗読劇、早口言葉、肩たたき体操、最後は全員での合唱です。
 朗読劇は手作りの映像と語り手のメリハリの効いたしゃべりで楽しく「オレオレ詐欺」の手口を紹介しておりました。
 朗読劇「モモ子さんとオレオレ詐欺」は、モモ子さんにオレオレと言って電話をかけてきて、〝事故を起こしてしまい早急にお金が必要になったので指定の貯金口座へ振り込んでもらいたい。〟といった金銭を騙し取る内容で、「おもしろ・おかしく」諭してくれました。
 大和警察署管内では、令和7年1月~6月の半年間で40件、約2億円の被害が出ております。オレオレ詐欺の対策は、一人で悩まず家族や親しい友達に気軽に相談できる環境を作ることが大切です。
 朗読劇の次は、「生なまず、生なまこ、生なめこ」「交響曲、歌曲、協奏曲」などの早口言葉です。大きな声で挑戦しておりましたが声を出すたびに滑舌が良くなって来たようでボケ防止にもつながったようです。締めは「知床旅情、バラが咲いた、高校三年生」をみんなで合唱して、和やかな雰囲気を醸し出してくれました。
 司会・進行をされている川島さんは経歴20年の大ベテランで「会場の雰囲気や進捗状況を即座に判断して、〝ちょっと(進行が)早いかなー〟と思えば合唱を繰り返して長めにするとか、歌の情景を取り入れて盛り上げるなど、楽しい会場作りをアレンジしております。」と笑顔でした。

催し物の後はおしゃべりタイムです。
 食生活改善推進協議会の方々が前日から準備してくれた、冷え冷えの水ようかんに舌鼓をうちながら、参加された方々からは「落語あり、歌あり、冷えたスイーツあり、和気あいあいの雰囲気が最高でした。大きな声で歌うことができ晴れ晴れとした気分になった。水ようかんが美味しくってお替わりしたかった。お隣さんとお友達になれました。今日は楽しかった。」などのおしゃべりが聞こえてきました。

 2時間ほどでしたが、皆さん楽しいひとときを過ごされ帰宅の途につきました。

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