ラグビーが『特別』な理由
2017-09-20
ラグビースクールのコーチ達よ、タックルが出来ない生徒を怒鳴るな❗️待とう❗️
「武蔵野ラグビースクール」でコーチを始め、それまで暫く離れていたラグビーとの距離が再び縮まった。
次の世代にラグビーを繋げたい。
ラグビーの良さを多くの人に伝えたい。
ラグビースクールに身を置くことで、漠然と持っていた「内なる思い」を少しずつでも前に進められている手応えを感じている。
しかし、「ラグビーが他の競技と違うように感じるのは何故なのだろう」、「どうして自分の中でラグビーは特別なのだろう」、「ラグビーの良さって何なのだろう」。
時折思い出してみては、その『理由』を考えてみたりするけれど、「内なる思い」の発生源が何なのかは、さっぱりわからない。
雑誌の記事やコラム等に書かれているのを読んでみても、なかなか納得出来る『理由』には出会えないまま。
だがこの夏、ふと「コレかな?」と思える『理由』が頭に浮かび、今はひとり、少し納得しているところです。
コーチの立場でラグビースクールの生徒達といると、「タックルが出来ない生徒」、「タックルされるのが嫌でボールを直ぐに手放してしまう生徒」、「試合が嫌いな生徒」、「試合になるとボールに近付かない生徒」、どれかに当てはまる生徒は普通にいます。
今年の夏合宿でのこと。
普段はタックルをガンガン決めてくれる生徒がなかなか目立っていませんでした。
体調でも悪いのかと思い、尋ねてみると、『今日は試合が怖かった』と話してくれた。『たまに試合を怖く感じる日がある』のだと。
振り返ると僕もそうだった。
タックルが怖かった(今も怖い)、ブレイクダウンの激しさも怖かった(今でも怖い)、スクラムは苦しかった(もう組んでない)。
試合前夜になると、スパイクを磨き、汚れた靴紐と擦れたポイントを新品へと交換することで気持ちを落ち着かせていたものだ。
そうだ、ラグビーが他の競技と違うところは、「キツイ」「苦しい」だけでなく、「怖い」が存在することだ。
「怖い」の壁を越えるのに必要なものは、自分の「勇気」だけ。でも、その「勇気」を出すスイッチを押せるのは、残念ながら自分だけ。
いくらコーチから怒鳴られてもスイッチは入らない。
ラグビースクールのコーチは固より、親だって、友達だって、その壁の越え方は教えることが出来ない。
ずっと及び腰だったあの子にも、手だけのタックルが精一杯だったあの子にも、ある日突然、ターニングポイントがやって来る。
自分の力で「怖い」の壁を越える時。
壁を越える「勇気」を出せたのは、そこに仲間が居てくれたからではないだろうか。もしも一人きりだったなら、逃げ出すことも、勇気を出したフリをすることも出来る。
仲間が自分達チームのために『怖い』の壁を越えてくれているという現実に気がついた時、自分の中に「仲間のために越えなければ」という気持ちが少しずつ積み上がり、ある日、それを越える。
自分にしか越えられない壁を越えたことは、自分にしかわからない達成感を与えてくれる。そんな機会を与えてくれたラグビーが好きになる。
自分の中に生まれた恐怖を、自分の力で克服した自信こそが、私達にラグビーを特別なものとさせる理由の一つなのではないだろうか。
何だかしっくり来た。
改めて、「ONE for ALL , ALL for ONE 」を唱えると、ラグビーの「怖さ」を一緒に乗り越えた仲間達の顔が思い出される。
怖いという気持ちは誰にでもある。
幼児にも、小学生にも、もちろん大人にも。
今、ラグビースクールのコーチとして、親子ほども年下の子供達と対峙し、対等に思い、躊躇せずリスペクト出来るのは、「勇気を出すことがどれだけ大変だったか」を知っているからなのかも知れない。
ラグビースクールのコーチ達よ、タックルが出来ない生徒を怒鳴るな。
機が熟すのを待とうではないか。
必ずや誰もが漏れなく自分で壁を越える。
結論として、
子供には「怖い」の壁を持つラグビーを経験させた方が良いと思います。
もしも子供がラグビーを「やめたい」と言ったとしても、やめさせるのは「怖い」の壁を越えてからにしませんか。「勇気」を出さないままラグビーをやめてしまうのは、実に勿体無いことだと思います。
遅いや早いはあるかも知れないけれど、壁を越える時は必ず来ますから。
楕円のボールを手にするのに早いも遅いもない。
幼児からでなくても良い。
高校からでも良い。
40歳を過ぎてからでも良い。
出来れば誰もがラグビーを経験した方が良いと思います。
気軽に身近なラグビースクールに相談してみてください。ラグビーへの関わり方をアドバイス出来ると思います。
-------------------------------
家に着いたら、手洗い、うがい。
自分で自分を大事にしましょう。
-------------------------------
(今後の活動予定)は、こちらのサイトをご覧ください。
http://www.c-sqr.net/c/cs34043/
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★体験入校★歓迎します。
学年の途中からでも、どうぞ!どうぞ!
ご不明な点は本ページのメッセージからお願いします。
タグラグビーもやってますよ!

「武蔵野ラグビースクール」でコーチを始め、それまで暫く離れていたラグビーとの距離が再び縮まった。
次の世代にラグビーを繋げたい。
ラグビーの良さを多くの人に伝えたい。
ラグビースクールに身を置くことで、漠然と持っていた「内なる思い」を少しずつでも前に進められている手応えを感じている。
しかし、「ラグビーが他の競技と違うように感じるのは何故なのだろう」、「どうして自分の中でラグビーは特別なのだろう」、「ラグビーの良さって何なのだろう」。
時折思い出してみては、その『理由』を考えてみたりするけれど、「内なる思い」の発生源が何なのかは、さっぱりわからない。
雑誌の記事やコラム等に書かれているのを読んでみても、なかなか納得出来る『理由』には出会えないまま。
だがこの夏、ふと「コレかな?」と思える『理由』が頭に浮かび、今はひとり、少し納得しているところです。
コーチの立場でラグビースクールの生徒達といると、「タックルが出来ない生徒」、「タックルされるのが嫌でボールを直ぐに手放してしまう生徒」、「試合が嫌いな生徒」、「試合になるとボールに近付かない生徒」、どれかに当てはまる生徒は普通にいます。
今年の夏合宿でのこと。
普段はタックルをガンガン決めてくれる生徒がなかなか目立っていませんでした。
体調でも悪いのかと思い、尋ねてみると、『今日は試合が怖かった』と話してくれた。『たまに試合を怖く感じる日がある』のだと。
振り返ると僕もそうだった。
タックルが怖かった(今も怖い)、ブレイクダウンの激しさも怖かった(今でも怖い)、スクラムは苦しかった(もう組んでない)。
試合前夜になると、スパイクを磨き、汚れた靴紐と擦れたポイントを新品へと交換することで気持ちを落ち着かせていたものだ。
そうだ、ラグビーが他の競技と違うところは、「キツイ」「苦しい」だけでなく、「怖い」が存在することだ。
「怖い」の壁を越えるのに必要なものは、自分の「勇気」だけ。でも、その「勇気」を出すスイッチを押せるのは、残念ながら自分だけ。
いくらコーチから怒鳴られてもスイッチは入らない。
ラグビースクールのコーチは固より、親だって、友達だって、その壁の越え方は教えることが出来ない。
ずっと及び腰だったあの子にも、手だけのタックルが精一杯だったあの子にも、ある日突然、ターニングポイントがやって来る。
自分の力で「怖い」の壁を越える時。
壁を越える「勇気」を出せたのは、そこに仲間が居てくれたからではないだろうか。もしも一人きりだったなら、逃げ出すことも、勇気を出したフリをすることも出来る。
仲間が自分達チームのために『怖い』の壁を越えてくれているという現実に気がついた時、自分の中に「仲間のために越えなければ」という気持ちが少しずつ積み上がり、ある日、それを越える。
自分にしか越えられない壁を越えたことは、自分にしかわからない達成感を与えてくれる。そんな機会を与えてくれたラグビーが好きになる。
自分の中に生まれた恐怖を、自分の力で克服した自信こそが、私達にラグビーを特別なものとさせる理由の一つなのではないだろうか。
何だかしっくり来た。
改めて、「ONE for ALL , ALL for ONE 」を唱えると、ラグビーの「怖さ」を一緒に乗り越えた仲間達の顔が思い出される。
怖いという気持ちは誰にでもある。
幼児にも、小学生にも、もちろん大人にも。
今、ラグビースクールのコーチとして、親子ほども年下の子供達と対峙し、対等に思い、躊躇せずリスペクト出来るのは、「勇気を出すことがどれだけ大変だったか」を知っているからなのかも知れない。
ラグビースクールのコーチ達よ、タックルが出来ない生徒を怒鳴るな。
機が熟すのを待とうではないか。
必ずや誰もが漏れなく自分で壁を越える。
結論として、
子供には「怖い」の壁を持つラグビーを経験させた方が良いと思います。
もしも子供がラグビーを「やめたい」と言ったとしても、やめさせるのは「怖い」の壁を越えてからにしませんか。「勇気」を出さないままラグビーをやめてしまうのは、実に勿体無いことだと思います。
遅いや早いはあるかも知れないけれど、壁を越える時は必ず来ますから。
楕円のボールを手にするのに早いも遅いもない。
幼児からでなくても良い。
高校からでも良い。
40歳を過ぎてからでも良い。
出来れば誰もがラグビーを経験した方が良いと思います。
気軽に身近なラグビースクールに相談してみてください。ラグビーへの関わり方をアドバイス出来ると思います。
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家に着いたら、手洗い、うがい。
自分で自分を大事にしましょう。
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(今後の活動予定)は、こちらのサイトをご覧ください。
http://www.c-sqr.net/c/cs34043/
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★体験入校★歓迎します。
学年の途中からでも、どうぞ!どうぞ!
ご不明な点は本ページのメッセージからお願いします。
タグラグビーもやってますよ!
