中山仙境

2016-08-15

私の故郷近く国東半島の中山仙境を歩いてきました。
国東半島は、地形的には火山地形で中央の両子山から放射状に岩の峰が海へのびています。文化的には、奈良時代より平安時代に仏教(天台宗)と宇佐八幡の八幡信仰(神道)の神仏習合した「六郷満山」と呼ばれる山岳仏教文化が栄えた地です。
数多くある岩峰群は古くから霊場として登られ、岩峰の上や岩屋には必ず石仏が祀られ(車道沿いにも野仏が普通に祀られ人口より石仏がはるかに多いと言われています)ています。私の前にあるのは、約3mの柱状の岩2本を両岩峰から伸ばして突き合せただけの橋、千年以上落ちずにいるのでしょうか。
若い時はただの田舎としか思えなかった場所も、最近歩くと興味深い発見が色々あります。