何故、鍼灸マッサージ師になろうと思ったか　

　何故、鍼灸マッサージ師になろうと思ったか　　　清〇一〇


この世界に辿り着いたのは幾つかの偶然と出会いが有ったからで、無ければ就職した会社で定年退職を迎えて医療とは全く関係ない人生になっていたかもしれません。



　偶然とは大学入った時に何処かクラブに入ろうと思い、部室が集まっている文化会館の４Fにある美術部部室に、お兄さん（4回生）が座ってタバコを吸いながら快く迎え入れてくれました。


話しているうちにホットな気分になり、美術に興味があったわけではないが友達作れるかなとの思いで入部しました。そこではいろいろな出会いが有り後に鍼灸師になられたW先輩（4回生）との出会いがこの道に進むきっかけになりました。

＊学生時代
〇〇大学美術部に入部していなければ今の自分は存在しなかったと思います。１回生の時に４回生だったW先輩は通学しながら割烹すし店を営み、毎早朝市場へ鮮魚等の調達をしてから大学で授業を受け夕方から店主をやっていました。合間を縫って部活、空手道もこなすハードスケジュールで、卒業してから東洋医学を志し鍼灸学校に通いながらお店を続けていました。

＊会社員時代から開業
大学の理系を出て希望した機械メーカーに定年退職までと思い就職し、1年間の研修で勉強させてもらって給料が頂ける恵まれた存在でした。配属が近づいてきた時に研修課課長から想定外の営業を進められ、営業は行くまいと決めていたので断ったのですが、
不思議なものでやっているうちに意外と面白さを実感し貴重な体験をしました。社会人になってからもW先輩の店でお鮨を食べるのが楽しみで、小児喘息で苦しむ甥の話をしたら素晴らしい先生がいるので連れてきたらと言われ診てもらいました。
薬で発作が止まらなかったのが鍼治療をしてもらったら発作がスーと治まっていったのにはとても驚きました。鍼がこんなに素晴らしいと思った瞬間でした。


またW先輩が今まで聞いたことのない「カイロプラクティック」の文献を持っておられ、病は背骨の歪みによる神経圧迫が病気の原因であることが書かれてあり、何とも言えない衝撃を覚えました。このことが自然と治療家への道になっていったようです。

勤務地の近くにシオカワスクールオブカイロプラクティックがあり夜間に入学しました。

　実際学んでみてすごいなと感じ、そのことが更に長○学園（あん摩マッサージ指圧・）で学ぶことになりました。休日は友人宅へ治療活動したり、臨床家セミナーにもよく行きました。
手技療法の追及はあらゆる病気に対しても治癒効果があると確信し、約13年間務めた会社を退職し昭和62年に開業してから現在に至っています。



　今でも追及しているのは、身体には素晴らしい治癒力というお医者さんの存在があり、身体の声を聴いてそのお医者さんの力量が大いに発揮されれば健康へのカギが見つけられるのではないかということです。そこが面白くてやめられません。


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