R4 年 2 月 22 日あはき療養費検討専門委員会が開催されました。

検討内容は、療養費が増加する中“適正化の名目でいかに削減するか“に主眼が置かれています。
基本的な考え方(案)として
１往療加算の廃止
２部位数を廃止し包括料金とする。
３訪問施術制度の創設
４医師の同意書はそのまま据え置き
５往療内訳表の見直し
などが議題として挙げられました。



１：往療加算の廃止について
以前から検討されていたことですが、マッサージ施術においては施術料よりも往療料の方が多
いという指摘があり、往療料加算を廃止してその分を施術料に上乗せするとしています。

２：部位数の廃止と包括化
マッサージにおいては 53％、変形徒手矯正術では 63％（R2 年統計）が 5 部位、4 部位の満額
請求であるとのことです。それを削減するための包括化であると考えています。

３：訪問施術制度の創設
このようにして削減してゆくと地方山間部等では施術者が遠方での訪問施術を敬遠するよう
になると考えられるため、山間部での医療過疎を無くす一つの方策としてこの制度を設けるとのこと。

４：医師の同意書をどうするか
この議論は注視しなければなりません。つまり包括化により部位が廃止されるのだから、マ 5
部位、変形徒手 4 部位の選択項目は不要な筈ですが、何故か部位情報の必要性を挙げてそのまま残すとしています。

５：往療内訳表の見直し
往療内訳表はそもそも往療時、同一日・同一建物の重複申請を排除するための審査資料として
設けられた制度でした、しかしそれまで同一日・同一建物の往料は認められてきた経過がありま
す、それに制限をかけた制度でした、これを見直すとしています。


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