主な活動場所
雪の豊富な斜面

 東北海道Day1;斜里岳1

2025-03-30
3月19日(土) 晴時々曇り 
メンバー;立田(L)、近堂、藤田、笹井、八木、海崎、守谷(記録)

根北峠(490m) 11:55 ~ 13:50沢滑降開始地点 (1070m) 13:55 ~ 沢離脱地点 (750m) 14:30 ~ 15:05 根北峠(490m)

 朝5時藤沢発の東海道線に乗り7時羽田発の飛行機で女満別空港へ。真っ白な大地が見えて来ると北海道に来たことを実感する。飛行機での山スキー初日は何かと慌ただしいが、せっかくの晴天ということで予定通り斜里岳登山口の根北峠へ向かう。2台に分かれて乗車した一方の我々は途中で藤田さんのヤマト便荷物を受け取り、少しだけ遅れて登行スタート。地図で見たそのままの長い緩斜面を登っていく。標高700m過ぎたところ辺りから徐々に傾斜が増す。



 この樹林帯近辺は風が無かったが、さすがに気温は本州と比べて低くあまり汗をかかない。次第に標高が上がってくると周りの景色も見えて来る。藤田さんが「右の尾根は疎林で滑るのに良さそう」と言われたようにそちら側と間の沢は思わず滑り出したくなるようなメローないい雰囲気。
 その尾根と合流する辺りでさらに景色が良くなり、間近の海別岳やオホーツク海の流氷が美しかった。それぞれ写真を撮っていたが、少しの間風に吹かれているだけで、どんどん寒さが増していく。スタートが遅かったこともあり、標高1070m付近で南側の沢へ滑降することになった。



 手頃な斜面に思われたが、南向きのため雪質が重く、テールが引っ掛かる。シュテム気味にスピードを抑えて滑ると、意外に気持ち良く降ることができた。しばらく沢芯を滑ったが、この沢を降ってしまうとどんどん南方に向ってしまい、根北峠から遠ざかるので登りに使った台地へトラバースで向かう。テレマークの八木さんが快調に歩いて行くのを見て、ヒールフリーで若干登り気味にトラバースすると比較的迅速に台地に上がれた。別パーティのトレースがあったので、これを追っていくとスキーは快適に走り、根北峠まで歩くことなく滑り降りた。