主な活動場所
雪の豊富な斜面

 東北海道Day4;俣落岳

2025-03-30
3月22日(土) 曇り時々雪
メンバー;立田(L)、吉岡、近堂、藤田、笹井、八木、海崎、守谷(記録)
俣落川沿い車デポ地(200m) 7:00 ~ 林道分岐(330m) 9:20 ~ 急登終了点 (800m) 11:00 ~ 俣落岳山頂 (1003m) 11:40 ~ 12:45 林道合流(380m) 12:50 ~ 14:40 俣落川車デポ地(200m)

 22日は天気が良くないということで、どうしようかと前夜色々と意見が出た。入れるとしたらここかな、ということで決まった俣落岳の登山口へ向かうと参考記録より7km手前で除雪終了。単独の山スキーヤーに「行くしかないでしょ」と告げられて、我々も長大な林道歩きを開始する。スノーモービルのトレースを追うが、傾斜がなく所々で若干下るこの林道は帰りに堪えそう。気分が重くなりながらも黙々と登っていたが、1時間半以上歩いていると気が滅入ってしまう。「休憩しませんか・・」とみなさんに声掛けすると、「長いなー」と溜め息が出る。記録としては左側に回り込む林道をさらに辿ってから登るものもあるが、さすがにだるいので南側から最短で登るものを選択。それでもしばらくは林道の平坦歩きがさらに続く。



380m付近でようやく林道から離れて高度を稼げるようになるが、まだ600m程の標高差を登らなければならない。ダケカンバの美しい樹林帯になって、ようやく山スキーらしくなってきた。標高650~800mぐらいはかなりの急登で少し息が切れるが、標高を稼げるので精神的にはこの方が良かった。急登を終えると次第に樹林が低くなり、切れ落ちた急斜面を右手に見ながら山頂に辿り着いた。



 前日の藻琴山とほぼ同じく標高1000mほどの頂上はやはり風が強く、時間をかけずに滑降に入る。下りのハイライトは標高800m下の急斜面だったが、重めの雪を登りトレースに従ってあっという間に林道合流地点に達した。
 さてここからが正念場の長い林道歩き。最初からヒールフリーで歩き(滑り)始めたのは隊長、海崎さん、守谷、それにフルタイムヒールフリーの八木さんの4名だったが、他の方もヒール固定だと歩くのがつらくなったようで、最後には全員ヒールフリーでゴール。山スキー歴が浅い海崎さんが最初慣れずに苦戦したが、後半は順応して加速していったのはお見事!
 宿に帰り、この晩で最後となる藤田シェフの料理に舌鼓をうち、大阪組との最後の夜はこれまでの山行の思い出話で盛り上がった。