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中部公民館・西部公民館

 「従うべき基準」の参酌化

2018-12-05
会長の森嶋です。

従うべき基準の参酌化について、先日のニュースで報道されていました。
そもそも、従うべき基準って何?参酌化になったらどうなるの?という方もおらりと思いますので、ここで少し触れておきたいと思います。
そもそも「従うべき基準」ですが、これは厚生労働省が定めた省令(法律)となります。
(従うべき基準の内容)
支援の単位(バンビーで言えば保育の部屋)ごとに2人の支援員(先生)を配置。内、1人は資格を持っている人。

これが厚生労働省が定めた省令です。各自治体(奈良市)はこれに従って先生を配置しています。

ところが、先日、それを参酌化(基準を守るかは各自治体に判断を任せる)する事を厚生労働省は認めました。

これが認められれば、じゃあ、どうなるの?ですが、先生の配置を各自治体が決めれるので、資格を持った先生がいない場合、資格を持たない人もバンビーホームの先生になれる訳です。また、2人配置のルールも自治体の判断になるので、人(先生)がいない場合はひとりで保育もルール上、可能になります。
これって、子どもの命を預かる仕事なのに資格も要らない、ひとりで保育で体調不良の子どもが出たり、不審者が入ってきた場合、どうやって子どもを守るの!って話しなんです。

また、先日に福岡で学童保育の補助員(資格なし)のわいせつ行為が発生しましたが、先生がひとりになった場合、こういうあってはならない事件もまた、発生する可能性も無きにしも非ずです。

じゃあ、子どもを守るために大切な基準が何故、参酌化になったのかです。

それは次回に続きます。

参酌化について、以下に朝日新聞デジタルの記事を入れています。皆さん、読んでみて欲しいです。

https://www.c-sqr.net/cs81701/File_download.html?file_id=1020406&file_group_id=139448