2025.6.19 「バンビーホーム 昼食提供事業（通称：バンビーランチ）」懇話会

6月19日（木）、奈良市教育委員会が主催する
「バンビーホーム 昼食提供事業（通称：バンビーランチ）」懇話会に、
保護者代表として、当協議会 顧問の坂本寿美が参加しました。

夏休みなどの長いお休み期間中に実施される「バンビーランチ」は、
子どもたちがしっかり食べて、午後も元気に過ごせるようにするための、
とても大切な取り組みです。
おなかが満たされることで気持ちも落ち着き、安心して過ごせる時間にもつながっていきます。

懇話会には、栄養の専門家（大学の先生）や、
現場で子どもたちと日々関わっておられる支援員さんたちも参加され、
それぞれの立場から、感じておられることや現場の工夫などが共有されました。

専門家の方からは、次のようなご指摘がありました。

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> この昼食提供は、あくまで希望制であり、利用するかどうかは各家庭の自由。
制度に不安がある場合は、お弁当の持参も可能です。
ただ、この事業は、事業者の方々が「奈良市の子どもたちのために」と、
採算を度外視して引き受けてくださっていることで、なんとか成り立っています。
保護者の負担額は当初から250円で変わらず維持されていますが、
実際には物価上昇などで仕入れコストが上がっており、足りない分は奈良市が補助しながら支えています。
それでもなお、最近の物価高には追いつかず、事業者側のご負担が増している現状があります。
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こうしたご意見は、これまで当協議会としても、保護者の皆さまに繰り返しお伝えしてきた内容と重なるものです。
あらためて、制度の趣旨や背景を多くの方に理解していただく大切さを感じました。

昨年度の提供実績は、年間44日。
1年のうち約1ヶ月半、子どもたちの「お昼ごはん」を支えてくださっていることを考えると、
この事業が果たしている役割はとても大きいと感じます。

限られた予算の中で、できる限りのことをしてくださっている事業者の皆さまへの敬意と感謝を、
改めて私たち保護者も忘れずにいたいと思います。

当協議会からも、日頃の感謝とともに、保護者の率直な声をお伝えしました。
これからも、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりに向けて、声を届けてまいります。

※奈良市からの要請を受け、現在休会中ではありますが、
奈良市学童保育連絡協議会 顧問として参加いたしました。

※「奈良市放課後児童健全育成事業施設」というのは、バンビーホームのことです。