NaCl共存下におけるトスフロキサシントシル酸塩の溶出試験:ヘミ塩酸塩の粒子表面析出
トスフロキサシントシル酸塩(TFLX TS)は、溶出性が低く、経口吸収率も低い薬物です。
以前の研究で、生理学的炭酸緩衝液(pH6.8, 10 mM BCB, I = 0.14 M (NaCl))とJP2において、溶出プロファイルが大きく異なることを見出していました。
そこで今回は、TFLX TSの溶出試験について、詳細に検討しました。
トスフロキサシンはpKa = 5.8 (A), 8.7 (B)であり、pH 6.5の水中では、主にzwitterion型(z = -+0)として存在します。
Okamoto, N., Yamamoto, H. & Sugano, K. Dissolution Profile of Tosufloxacin Tosylate in Biorelevant Bica...
2025-08-12