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株式市場、先物・オプション市場

 今日も売り先行となりそうだが・・・ 買戻しで下げ渋れば案外しっかりとした動きに!?

2023-06-26
おはようございます。
 
 今朝も晴れて梅雨の合間の晴天となっている。株式市場は逆に週末にも大きな下落となり、調整感が強まっているが、どこまで調整となるのか、が注目される。新聞などでも日経平均もPER(株価収益率)から見ても割安と報じられているが、バブル時に見られたような「PERジャンプ」が起こっていることはあまり指摘されていない。1980年代バブルの時のようにまだPERが50倍だ、100倍だという企業が少ないからばぶるではないということが、バブル当時でもまだPERが30倍だから大丈夫とか、50倍までは平気、などということが言われていた。

 それまで、買える株を探すときにPER20倍以下、とか米国の株はPERが15倍以下だから、などと言っていた向きも「まだ20倍だから買える」という状況だった。それが金利上昇もあって一気に崩れたということだ。いわゆる「益回り」を気にしたということで、金利上昇にはかなり神経質に反応するということだ。また、いつも述べているが、日経平均に影響の大きな銘柄のPERが「日経平均バイアス」がかかっていて割高になっていることもあるので、このPERが高い状況がさらに買われるのかどうかということになる。PERの低い商社株や銀行株がよほど買われることがなければ日経平均に影響の大きな銘柄が下がれば日経平均は下がってしまうのだから、買われすぎ銘柄がさらに買われないと日経平均は上値は限られる。

保ち合い相場を下に放れた形だ。32,800円や33,000円、そして直近の高値保ち合いの下限であった33,200円が上値目途となり、下値は32,500円や32,000円が意識されるものと思う。
 
週末の米国市場が軟調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も安かったことから本日の日本市場も冴えない展開となりそうだ。33,000円を割り込んだことで調整感が強まり、買い戻しがどこまで入るかということになりそうだ。センチメントも悪化しており、月末を意識した手仕舞い売りなどが嵩んで下値を試す動きになるのだろう。買われすぎ銘柄の買い戻し一巡となったものがさらに売られることになるのだろう。
 
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