【2016/10/30】芦生・ゲロク谷右俣(沢登り)

2016-11-01
日 時 :平成28年10月30日(日)(前夜発)
メンバー:スマイルさん(リーダー)、ふれんずのタカさん、クミコさん、トリピーさん、チュー吉さん、マングース 計6名
コース :10/30(日)
芦生山の家駐車場(6:30発)~赤崎東谷出合(7:15)~カヅラ谷出合(遡行開始)~ゲロク谷出合(8:40分頃)~左俣・右俣出合(10:50頃)~P911(12:55)~芦生山の家駐車場(16:05着)

 今シーズン最後の沢登り山行として、京都北山・芦生のゲロク谷右俣に行ってきました。
 駐車場を出発するとすぐ京大芦生研究林の事務所棟などがあり、そこからトロッコ軌道が続いています。ここから、由良川沿いに軌道敷を遡っていきます。辺りの風景は、大峰とはまた違った「トトロ」でも出てきそうな雰囲気です。


由良川沿いのトロッコ軌道敷を歩く。何とも良い雰囲気の森。

 軌道は途中数カ所崩落しており、赤崎東谷出合からカズラ谷出合までの間では通過に苦労する箇所もありました。出発からゲロク谷出合まで約2時間かかりました。
 もう気温も低いので水に浸かるのは膝下ぐらいになるようコースどりをします。夏ならばシャワークライミングで突っ込むような滝も巻きながら進むので、結構アップダウンを繰り返します。左俣・右俣出合手前の大滝2つを左側(右岸)から大きく高巻きした後は、懸垂下降2ピッチで出合部に降り立ちます。今回は人数も多かったのでここで結構時間を要しました。
 右俣に入った後は、小滝やナメが続き、苔むした木々や岩のなかを快適に遡行します。チュウー吉さん曰く「奥入瀬渓谷に勝るとも劣らずやな!」。私は奥入瀬渓谷行ったことがないので感心するのみです・・・。


苔むした世界のなかの遡行(逆光でうまく映っていませんが・・・)

 遡行も終わり、稜線にあがると存在感の大きい芦生杉が出迎えてくれました。ここP911で大休止し、ここから稜線・尾根伝いに下っていきます。途中、いくつも巨大な芦生杉に圧倒されながら進みます。


こんな巨木がいたるところにあります!

 雷杉からの大きな尾根に沿って下山する予定でしたが、誤って途中で支尾根に入ってしまいました。激下りを繰り返し赤崎東谷に降り立った後、疲れた足で東谷をとぼとぼ下ります。何とか往路のトロッコ軌道が見えた時はほっとしました。
 今回お気楽な秋のハイキング気分で参加しましたが、なかなか手強い山行でした。それでも他にない芦生の空間は思い出深いものとなるでしょう!!