主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 健幸9

2023-10-21

皆様、お元氣ですか?
身体に必要な食べ物ですが、我々の身体は全て、取り入れた物質を分解・合成して必要な器官・臓器を作り出しています。毎日1兆個の細胞が入れ替わるということです。約1Kgの細胞が死んで生み出されているわけです。人間の体重の1.7%が入れ替わるということです。
良い食べ物なら、良い細胞が生まれます。悪い食べ物なら悪い細胞が生まれるか、あるいは細胞が新生されないかもしれません。身体のほとんどがたんぱく質でできています。ですから、たんぱく質をしっかり摂ることが重要です。一日に必要なたんぱく質は体重の千分の1です。60Kgの人なら60gが必要です。これは純たんぱく質です。300gのステーキでやっと60gが摂取できます。意外と肉のたんぱく質の量は少ないのです。
そして、脂質と糖質です。脂質は油ですが、油にも種類があってLDLコレステロールとHDLコレステロールですが、現代人はこのバランスが崩れているそうです。HDLコレステロールの量が少ないのです。HDLコレステロールは魚の油に多く含まれています。青魚と呼ばれる鯖や鰯ですが、こうした魚を食べなくなって病気が増えているように思います。四つ足動物の牛や豚の肉を多く食べたりバターやラードを多用することにより、脂質の異常が起きてしまいます。油は細胞膜の構成材料ですから、油を摂ることは必要ですが、あくまでLDLコレステロールを多く摂らないメニューにしましょう。
糖質はご飯や麺やパンやイモに多く含まれています。糖質はエネルギーのもとになる物質ですから、安易に糖質制限は行わないほうが良いでしょう。エネルギーがなくなるとガス欠と同じ状態ですから、活動の制限が起きます。動かないと筋肉も減少しフレイル(心身の活力低下)になってしまいます。そうならないように必要な糖質は運動量に合わせて摂取しましょう。一日に必要なカロリーは肉体労働者と事務労働者とは違います。基本的にBMI(体重Kg÷身長M÷身長M)が22程度が理想と言われています。特に17.5以下の場合は栄養不足状態かもしれません。
糖質で一番避けたいのは砂糖です。精製されたものは血糖値を急激に上げますから糖尿病になる危険があります。ジュース・コーラもそうですし、甘いお菓子は砂糖がふんだんに使われています。一度食品表示を確認してみてください。食材が印刷されていると思いますが、成分の多い順番になっています。ほとんどのお菓子が砂糖が一番初めに印刷されています。砂糖が思いの他多いことに驚くかもしれません。甘いものを好むのは人類の本能でしょうから、すべて避けろとは言いません。自然の甘みを楽しんでほしいと思います。お芋や人参もよく嚙んでいるとほのかな甘みを感じるでしょう。これが本来の甘みと認識しましょう。現在あふれている食品のほとんどに砂糖が使われているのですから、取りすぎには注意が必要です。なんでもそうですが、食事はバランスです。自分に合ったバランスの取れた食事をしていれば、自然と体型もよくなると思います。