主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理39

2024-04-08

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「レビ記」の次は「民数記」です。この書物はモーセが出エジプトをした後のイスラエル民族の人数を数えたことから書物の題名になっています。20歳以上の男子の数を数えているのですが60万人以上になっています。女性や子供も含めれれば100万人以上の人がシナイの荒野にいたことになります。100万人以上の人を整然と移動するのは大変なことだと思います。指導していたモーセは大変な苦労をしたことでしょう。それで、イスラエル民族は12の部族に分かれて、どの部族がどの位置に宿営して、どの部族から移動するかを詳しく示されていました。そして10人の長、50人の長、百人の長、千人の長を決めてモーセからの伝言が正しく伝わるようにしていました。イスラエル民族の移動は神からの指示で行われていました。それで、その中心にあったのが幕屋、つまりテントです。この幕屋は厳密に神からの指示で移動可能な崇拝の建物でした。この幕屋でモーセや祭司つまり神官達が祭事をしていたのです。祭事も厳密に決められていました。年に3回は祭りを行い、神への犠牲として多くの動物を捧げました。そして、祭司達も自らの罪のために犠牲を捧げていました。これらの行為はエジプトでの奴隷状態から解放してくださった神への感謝を捧げること。作物の初穂を捧げて感謝すること。1年の作物の実りに感謝すること。そうして、イスラエル民族が神から特別に分けられて恵みを得ていることを思い返すことになっていました。
現在でもユダヤ教では、そのような祭りを行っていますし、キリスト教でもミサという形で残っています。どうしても人間は生まれながらにして罪の影響を受けていますから、日々の生活で神を忘れてしまうことがあります。そうならない為にも神はこのような祭りの機会に恵みに感謝し神を崇拝することを決められたのではないでしょうか?
キリスト教ではクリスマスや復活祭が有名ですが、12月25日はキリストの誕生日ではないですし、キリストご自身は誕生日を祝うようには言っていません。復活祭についても何も言っていません。一つ祝うように言ったのは、ご自身が偽りの訴訟で死罪になる日に、モーセからの伝統である過ぎ越しの祭りをしていた時に制定しました。
キリストは、何故人類の救いのためにご自身の完全な命を捧げる必要があることを説明して「この記念として行いなさい」と言ったのです。
つまり、イエス・キリストはモーセの時代に制定された過ぎ越しの祭りは、自分が人類の罪の贖いのためにご自身の命を捧げることで、人類の罪は過ぎ越されることを明確にしたのです。こうして、約3500年前に制定された過ぎ越しの祭りは、キリストにより新たな役割を担うことになりあました。それから約2000年、今でも真のクリスチャンはキリストの定めた祭りを年に1回することと思います。自分の命はキリストの贖いによってあることを理解して、そのような取り決めをしてくださった神に感謝するのです。ちなみに今年は4月22日の日没後です。