過飽和原薬の粒子表面におけるフリー体析出
塩や共結晶(過飽和原薬)にしたのに、なぜか過飽和しない???そんなこと、ありますよね。
最近、過飽和原薬の粒子表面におけるフリー体析出について研究しています。
これまで、表面析出は、Intrinsic dissolution rate (IDR) testの円盤上で、多く報告されています。通常、IDRはsink条件で行われるので、表面析出は非攪拌水層内におけるフリー体の高い過飽和により発生します。
一方、non-sink条件における「粒子」溶出の場合、小さい粒子は素早く溶けるため、バルク溶液からの析出により過飽和が抑制されると、”なんとなく”考え...
2020-04-14