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株式市場、先物・オプション市場

 どこまで戻すか、だが、寄り付きの買戻し一巡後の動きに注意!!

2021-08-17
 おはようございます。
 
 今朝もとても涼しい朝だが、蝉は喧しく鳴いている。株式市場も米国株は相変わらず堅調だが、特に買い材料もないなかで高いものが買われており、過熱感というか違和感がある。日本市場では買われすぎ銘柄の修正安が続いていることに加え、売られすぎ銘柄の戻りも一服となり、日経平均は大きな下げとなったが、逆にこれもまた特に材料のないなかでの大幅安ということだ。

 ここ数年の株式相場は特に理由がないなかで大きく上げ下げしている感じでもあり、やはり上がるから買う、買うから上がるということで買われ、下がるから売る、売るから下がるということで売られているということなのだろう。AI投資やアルゴリズム取引などが主流となっているなかでは致し方ないことなのだが、上がる前に買うという投資をしていきたいと思う。

27,500円水準が下値ということで今度は上値を試すことになるのだろう。引き続き27,500円~28,000円の保ち合いと想定されるが、まずはしっかりと27,800円台まで戻すのかどうかが注目される。27,800円台まで戻す過程で空売りが積み上がれば買戻しから一気に28,000円を意識するところまで戻すこともあるだろう。
 
米国株はまちまちとなったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったことから本日の日本市場は買い先行となりそうだ。ただ、昨日と状況は変わっておらず、相変わらず新型コロナウイルス感染拡大が止まらないことなどから戻りも鈍いものと思われ、買戻し一巡となったものから売り直されるということになるだろう。買い気の乏しい展開が続くと思われるが昨日の大幅安の反動もあって堅調な展開となるだろう。
 
夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は米国株に連れて高くなることも多いが、日中の取引で売られる場面が増えている。つまり、日経平均先物が主体で相場が動いていないということだ。結局は日経平均の影響の大きな銘柄が上昇するかどうかということだけであり、まだまだファーストリテイリングやソフトバンクG、東京エレクトロンなどが底入れとならないと日経平均は上昇しないということなのだろう。
 
逆に日経平均に影響の大きな銘柄の値動きが悪いので、値動きが良いTOPIX型の銘柄がしっかりとしている。ただ、こうした銘柄は指数を動かしにくいので日経平均売り、TOPIX買いが続くということなのだろう。もう一段NT倍率の下落があるのだろうが、日経平均の急落がないと底入れとならないのだと思う。
 
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