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株式市場、先物・オプション市場

 それにしても米国株の下げは凄かった!! いったんは底入れかもしれないが・・・ 調整局面には変わりないから、ちょっとしたことで売られる!!

2022-01-25
日々是相場 -朝刊ライト-

 おはようございます。
 
 今朝も良い天気で朝から鳥が元気よく飛んでいるが、株式市場は大荒れとなった。米国市場のバブル崩壊ということなのだろうが、ちょっとしたことで大きく売られるという場面はここからも何度も見られるのではないかと思う。利上げの影響が取り沙汰されたり、ウクライナ侵攻が行われることになると、さらに調整が大きく長くなると思う。

 北京オリンピックが終わり、ウクライナ侵攻などが見られると今度は台湾の話も出てきそうだ。実際に台湾侵攻ということはないと思うが、世界的なインフレ懸念がかなり強まるということで経済への影響も取り沙汰されてくるのだろうし。台湾が気になるということはそれだけ中国の景気も悪いということにほかならず、実際に中国での金融緩和が進んでいることなども取り沙汰される可能性もあり、株式市場はまだまだ決算動向だけではない外部要因での波乱もあると思う。ただ、何よりも実際には個々の企業の業績が株価に影響するのだから、今年の調整局面は割安銘柄の仕込み場と考えて銘柄選別をして行くと良いと思う。
 
先週末に続き、最後は値持ちの良い展開となったが、ここからは戻りを試しては売られるという状況なのだと思う。下値は昨晩の先物のように27,000円を下回ると大きく売られる場面も出て来るのだろうが、瞬間的であり、引き続き27,000円~27,500円水準が底値圏、そして28,000円を超えるのかどうかという状況だと思う。28,000円を超えれば28,500円まで戻すのだろうし、27,000円を割り込んで引けるようなことがあれば、26,500円程度までの下落は瞬間的でもあると思った方が良いと思う。
 
米国株が一時大幅下落となったことから夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られており、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。昨日は米国市場同様にいったん大きく売られた後買戻しなどで堅調となったが、戻りれば売りたいという向きも多いのだと思う。買われすぎ銘柄の戻りは鈍くなって、上値が重くなると売られるという状況には変わりないだろう。
 
いったんは底堅さも見られるのだと思うが、昨晩の米国市場の動きを見るとプットが買われるということも考えられる。そうすると日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)がさらに上昇することになり、売りが売りを呼ぶ展開も懸念される。
 
特に材料がなく、ちょっとしたきっかけで大きく売られるという懸念もあり、当面は日経平均VIの動き、プットオプションの買われすぎに注意しておく必要がある。逆に言えば、プットオプションが特に大きく買われるということもなく、日経平均VIが落ち着けば戻すということだ。
 
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