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 26,500円を超えなかったことへの失望も!? ファーストリテイリングは想定通りの悪い決算で買われすぎの修正も・・・

2023-01-13
 おはようございます。
 
 今朝も良い天気で雨の降らない日が続いている。株式市場は逆に冴えない展開が続いており、米国株が高くても上がりにくい状況にある。ただ、それもあくまでも日経平均やTOPIXと言う指数の上昇ということであり、例えば銀行株などはしっかりと上昇が続いているという状況だ。米国でもこれまで買われすぎ銘柄が売られている一方で、割安銘柄などはしっかりとした動きとなっている。昨晩の米国株はこうした流れが一服、巻き戻されたと言う状況だ。

 ただ、本格的に買われすぎ銘柄の修正安が終わったわけでもなく、まだまだ下値模索という状況だと思う。日本市場はここから日銀の金融緩和が終了するということであれば米国市場の後追いのような形で買われすぎ銘柄の修正安が始まるということでもあり、今回のファーストリテイリングの決算発表を受けてさらにこうした買われすぎ銘柄の修正安が進むということになると思う。一方で、実際に金融緩和が終了したわけでもなく、お金の行き所としては割安銘柄やディフェンシブ銘柄ということになり、銀行株などは目先的には高いが修正高ということは続くのだと思う。地銀の仕組み債などの話題も出ていたが、地銀も再編絡みの話題もあり、注目しても良いと思う。
 
26,500円を超えれば売りというような印象が強く、オプションSQ(特別清算指数)もあってとりあえずは下値を試す動きになるのだろう。SQ絡みで値持ちの良い寄り付きとなればその後の展開が懸念されるし、想定以上に大きく下落することになれば寄り付きからどこまで戻すかが注目されることになる。いずれにしても下値模索での保ち合いということで当面は26,000円~26,500円を中心とした動きなのだと思う。
 
米国株は堅調となったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は軟調となり、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。米国での利上げペースの鈍化と日銀の政策変更が懸念されるなかで為替も円高に振れており、円高を嫌気する動きなども出てきそうだ。米国ではインフレ懸念が薄れるなかで、日本では逆にインフレ懸念が強いということでもあり、週末の買い戻しや銀行株高などは期待されるものの、買われすぎ銘柄の修正安などが懸念されて冴えない展開となるのだろう。ファーストリテイリングの芳しくない決算も指数を下押す要因となりそうだ。
 
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