冬合宿 塩見岳

2015-01-20
 初めての冬アルプス、北アルプスよりは容易だと言っても私にはでっかい挑戦だったので
とても楽しみで、気合いいれて臨まなくてはと登る前から肩に力が入っていました。
 大阪からお越しの皆さんと松川インター前で合流し、塩川登山口へと向かいます。終点ゲート手前
までは帰りの凍結が心配なので、林道手前の集落に車を止めてスタートしました。
 1日目の歩程時間は3時間予定なので気楽ではありますが、林道歩きはダラダラ飽きるものです。
 塩川バス停で登山ポストをチェックすると入山パーティは4組とのこと。激ラッセルもなくお天道様が
見方してくれたら、ピークは踏めるのではないか!と内心はギラギラしていました。(あくまで私個人の
安易な考えです…)上松さんは高校時代の夏山以来の再訪、あの頃といまでは、塩見岳は変わりましたか?

渡渉を繰り返す

 1日目の幕営地は、三伏峠尾根取付き手前。寒さでブルッとしながら、日の入りまでにテントを張り
 沢に水を調達しに下りましたが、沢が凍って水が汲めず・・・。せっかく沢に近い場所にテントを
張ったのに、来た道を戻る始末。不便な事が起こると、何でもある下界生活の有り難さをひしひしと感じます。

 2日目のスタートは、先ず先ずの天気です。とにかく今日は登って登って、少しでも塩見に近づけばいいのだ!と気合い
十分に進みますが、先行者の消えたようなトレースでは足の運びも重たくなります。あ~しんどい。

鳥倉方面にはトレースなし。

 途中、下山するパーティーの話を聞くと、天候は良かったものの雪が多くて道を見失いタイムオーバーで登頂ならずとのこと。
晴れも今日までと言うことであれば、翌日のアタックは厳しげか・・・しかし、それでも進め。進め。今日のゴールは計画では
本谷山でしたが、翌日の天候や到着時間を加味して三伏峠小屋で終了。小屋前からは真っ白な塩見岳が!!川辺さんと「まるで
ヒマラヤのようやな~」といつ隠れてしまうかわからない美しい姿に見とれていました。
 軟弱だな~との声もありましたが、2日目は避難小屋内にテントを設営。快適度が増しました。内心ラッキーと思ったのは
私だけでしょうね・・。明日の動向に不安を抱きながら、昨日同様にたっぷり食し、就寝・・・。

 さて3日目。予想通りの悪天。昨夜、星も瞬き山の夜を楽しんだけどもやっぱりダメか~。さらに予定していた時刻を
おしてのスタートだった事や、自分自身大反省しているのですが、ワカン装着にやたらと時間を取られてしまったりと貴重な
時間を無駄に割いてしまいました。雪も深くなってくるし、風雪で相変わらずの視界不良。本谷山に到着した時点で時間いっぱい
いっぱいとなり、撤退となりました。本谷山には先行者のテントが。登頂してくれ!と想いを託しましたが、ダメだったんですね。
(寺道さん、HP情報ありがとうございます。)
 小屋に戻りテントを撤収、早々と下山となりました。


ふれんず男子組


 私、個人の感想としてはみなさんの足手まといを承知の上で参加させていただきましたが、やはり体力も技術もなく、ただ後を
ついて行っただけの山行でした。塩見岳は遠くて、今回は天気にも恵まれず撤退となり不完全燃焼なところもありますが、自分の
「今」を知れたことは、とても良かったと思います。それをこれから消化してゆかなければなりません。
 ご参加の皆様、ご一緒させてくださり、ありがとうございました。狭いながらのテントテント生活、楽しかったです。

 最後に・・・ブログが日記みたいになってしまったので、コース状況など必要と思われる情報は補っていただけたら幸いです。