爺ヶ岳南尾根〜鹿島槍 2300JP泊
2025-05-04
日程…5月4日〜6日
天候…4日(曇〜晴) 5日(晴、朝爆風)
6日(湿雪〜雨)
メンバー…クリン(L、記録)、カスタムさん、おーさん
CT…
4日 (6:30)駐車場→(8:30)南尾根取り付き→(11:00)2300JPにて幕営
5日 (4:00)幕営地→(5:30)爺ヶ岳南峰→(6:50)冷池山荘→(8:50)布引山→(10:00)鹿島槍ヶ岳→(15:40)幕営地
6日 (5:15)幕営地→(7:40)駐車場
感想…
冬季限定ルートの爺ヶ岳南尾根。
残雪期に行ってみたいなぁと調べてると、鹿島槍まで行っている記録が多数。
大半は初日は冷池小屋まで行き、翌日鹿島槍までアタックして下山という1泊2日の行程であるが、初日に冷池小屋まで幕営装備を担ぐのが嫌で、2300JPで幕営し、翌日空身でアタックし再度2300JPにて泊、3日目下山というゆっくり行程とした。
行くまで天気とにらめっこ。
初日の夜〜アタック日の朝まで風が強く寒気が入るとの予報にて、幕営地にてどうなるか…とちょっと不安になる。
初日は夜中は雨模様であったが、朝になると止みゆっくりと登る。
今日は2300JPまでなので、かなり時間に余裕がある。
昼前には幕営地に到着。
とても良いテン場をゲットし、更に整地し、風よけのブロックを作りめちゃくちゃ良い幕営地となり3人で大歓喜。
カスタムさんの持ってきた鯉のぼりをテン場に立てて、柏餅をご馳走になり更に盛り上がった(いつもありがとうございます!)
☆テント設営後のお茶タイム

予報通り風は強いが、テン場は無風レベル。こりゃ最高やな。
お天気はどんどん快晴になる。
整地もしたし、することないのでゆっくりとお散歩。
周囲の山々を眺め至福の時間。
カスタムさんのお友達と出会いしばし談笑。
明日はアタック日なので、早めの就寝とする。
(余談ではあるが、私達の横には、東大&慶応の大学山岳部がテント泊。冷池のテン場には神大の山岳部がテント泊していたそうな笑 高学歴やわ〜)
夜中暴風が吹き荒れ、音が大きく何度も目が覚めた。テント内の温度はマイナス6℃。5月やのにまだまだ寒い。
しかし、完璧な整地とブロック塀のお蔭で安心して過ごせた。
2時半起床し、準備。
ご来光目当てに4時までに出発。
風が強くとにかく寒い。
気温マイナス11度…そりゃ寒いわ。
しかし、徐々に風もおさまる予報なので頑張ろうと声を掛け合う。
とは言っても…かなりの風と寒さで心が折れそうになる。
突風が吹くと倒れそうになるので時折耐風姿勢を取った。
爺ヶ岳南峰までは急登。
雪が締まってアイゼンガチ効き。
一部クラックあるため、トラバースしながら登っていった。
落ちると終わりなのでお互いに声を掛け合う。
登る途中で朝日が出てきた。
少し風も収まりご来光を眺め記念撮影。
その後爺ヶ岳南峰に到着するが、風強く寒いため、そそくさと通り過ぎる。
☆爺ヶ岳南峰にて

ここから冷池小屋までが長かった(^_^;)
寒いし強風やし…
ようやく小屋に到着し、小屋に入ると昨日泊まられた方々が出発準備されていた。私達が小屋で休むなら自分達のマットや椅子を使用しても良いよ。と言って出ていかれた。感謝。
と言っても…この小屋がめちゃくちゃ寒い(^_^;) コンクリートで底冷えが強く結局長居は出来なかった。
鹿島槍までは最初は雪が付いているため、アイゼン着用していたが、すぐに雪のない登山道となる。
すれ違う人はツボ足であるため、私達もアイゼンを脱いだ。
頂上直下のみアイゼン必要かな?との事であったが、結局それから使用する所はなかった。
鹿島槍や、劔岳等にはガスがかかっていたが、予報通りどんどん晴れてくる。
すでに体力ゲージは下がっていたが、期待と嬉しさでゆっくりと歩を進める。
快晴となり、劔岳がすっきりと見える。 「マロンさ〜ん。ヒーボーさ〜ん」と大声で呼び手を振った(聞こえたかな?)
布引山を越えたあたりで、後ろから声が…
振り返るとスマイルさんパーティー!
「お〜会えましたね!」と喜びあう。
スマイルさんパーティーは赤岩尾根。そちらはトレースなく際どい所が多かったと話されていた。
そして、鹿島槍頂上到着。
嬉しくて3人でハグ。

ほどなくして、スマイルさんパーティーも到着。
晴れて360度の絶景…
朝の辛さがあってこその絶景やから感動しか無かった。
無風で暖かい。しばらく皆で談笑し、写真撮影。
スマイルさんパーティーは、本日下山とのことにて、先に下山された。
私達はゆっくり堪能。
飽きるほど眺めたので、下山。
帰りもずっと絶景。
2機のパラグライダーが上を旋回していた。
ほんと凄い。どんな景色なんやろな。
テン場に着くと、16時前。
約12時間行動にて、心身共にヘロヘロ…
疲れました(^_^;)
翌日は確実に天候が下る。
早朝出発して、早め下山とした。
予報より早く湿雪が降りはじめたが、トレースはうっすらと残っており、慎重に下山した。小雨程度の下山であった。
そこそこ下山時もルートミスポイントあり互いに声をかけ、ルート確認しながら下山した。
今回は、皆で協力しあい、互いの長所を活かしながら、支えあいながらの山行であったと思う。
天候…4日(曇〜晴) 5日(晴、朝爆風)
6日(湿雪〜雨)
メンバー…クリン(L、記録)、カスタムさん、おーさん
CT…
4日 (6:30)駐車場→(8:30)南尾根取り付き→(11:00)2300JPにて幕営
5日 (4:00)幕営地→(5:30)爺ヶ岳南峰→(6:50)冷池山荘→(8:50)布引山→(10:00)鹿島槍ヶ岳→(15:40)幕営地
6日 (5:15)幕営地→(7:40)駐車場
感想…
冬季限定ルートの爺ヶ岳南尾根。
残雪期に行ってみたいなぁと調べてると、鹿島槍まで行っている記録が多数。
大半は初日は冷池小屋まで行き、翌日鹿島槍までアタックして下山という1泊2日の行程であるが、初日に冷池小屋まで幕営装備を担ぐのが嫌で、2300JPで幕営し、翌日空身でアタックし再度2300JPにて泊、3日目下山というゆっくり行程とした。
行くまで天気とにらめっこ。
初日の夜〜アタック日の朝まで風が強く寒気が入るとの予報にて、幕営地にてどうなるか…とちょっと不安になる。
初日は夜中は雨模様であったが、朝になると止みゆっくりと登る。
今日は2300JPまでなので、かなり時間に余裕がある。
昼前には幕営地に到着。
とても良いテン場をゲットし、更に整地し、風よけのブロックを作りめちゃくちゃ良い幕営地となり3人で大歓喜。
カスタムさんの持ってきた鯉のぼりをテン場に立てて、柏餅をご馳走になり更に盛り上がった(いつもありがとうございます!)
☆テント設営後のお茶タイム

予報通り風は強いが、テン場は無風レベル。こりゃ最高やな。
お天気はどんどん快晴になる。
整地もしたし、することないのでゆっくりとお散歩。
周囲の山々を眺め至福の時間。
カスタムさんのお友達と出会いしばし談笑。
明日はアタック日なので、早めの就寝とする。
(余談ではあるが、私達の横には、東大&慶応の大学山岳部がテント泊。冷池のテン場には神大の山岳部がテント泊していたそうな笑 高学歴やわ〜)
夜中暴風が吹き荒れ、音が大きく何度も目が覚めた。テント内の温度はマイナス6℃。5月やのにまだまだ寒い。
しかし、完璧な整地とブロック塀のお蔭で安心して過ごせた。
2時半起床し、準備。
ご来光目当てに4時までに出発。
風が強くとにかく寒い。
気温マイナス11度…そりゃ寒いわ。
しかし、徐々に風もおさまる予報なので頑張ろうと声を掛け合う。
とは言っても…かなりの風と寒さで心が折れそうになる。
突風が吹くと倒れそうになるので時折耐風姿勢を取った。
爺ヶ岳南峰までは急登。
雪が締まってアイゼンガチ効き。
一部クラックあるため、トラバースしながら登っていった。
落ちると終わりなのでお互いに声を掛け合う。
登る途中で朝日が出てきた。
少し風も収まりご来光を眺め記念撮影。
その後爺ヶ岳南峰に到着するが、風強く寒いため、そそくさと通り過ぎる。
☆爺ヶ岳南峰にて

ここから冷池小屋までが長かった(^_^;)
寒いし強風やし…
ようやく小屋に到着し、小屋に入ると昨日泊まられた方々が出発準備されていた。私達が小屋で休むなら自分達のマットや椅子を使用しても良いよ。と言って出ていかれた。感謝。
と言っても…この小屋がめちゃくちゃ寒い(^_^;) コンクリートで底冷えが強く結局長居は出来なかった。
鹿島槍までは最初は雪が付いているため、アイゼン着用していたが、すぐに雪のない登山道となる。
すれ違う人はツボ足であるため、私達もアイゼンを脱いだ。
頂上直下のみアイゼン必要かな?との事であったが、結局それから使用する所はなかった。
鹿島槍や、劔岳等にはガスがかかっていたが、予報通りどんどん晴れてくる。
すでに体力ゲージは下がっていたが、期待と嬉しさでゆっくりと歩を進める。
快晴となり、劔岳がすっきりと見える。 「マロンさ〜ん。ヒーボーさ〜ん」と大声で呼び手を振った(聞こえたかな?)
布引山を越えたあたりで、後ろから声が…
振り返るとスマイルさんパーティー!
「お〜会えましたね!」と喜びあう。
スマイルさんパーティーは赤岩尾根。そちらはトレースなく際どい所が多かったと話されていた。
そして、鹿島槍頂上到着。
嬉しくて3人でハグ。

ほどなくして、スマイルさんパーティーも到着。
晴れて360度の絶景…
朝の辛さがあってこその絶景やから感動しか無かった。
無風で暖かい。しばらく皆で談笑し、写真撮影。
スマイルさんパーティーは、本日下山とのことにて、先に下山された。
私達はゆっくり堪能。
飽きるほど眺めたので、下山。
帰りもずっと絶景。
2機のパラグライダーが上を旋回していた。
ほんと凄い。どんな景色なんやろな。
テン場に着くと、16時前。
約12時間行動にて、心身共にヘロヘロ…
疲れました(^_^;)
翌日は確実に天候が下る。
早朝出発して、早め下山とした。
予報より早く湿雪が降りはじめたが、トレースはうっすらと残っており、慎重に下山した。小雨程度の下山であった。
そこそこ下山時もルートミスポイントあり互いに声をかけ、ルート確認しながら下山した。
今回は、皆で協力しあい、互いの長所を活かしながら、支えあいながらの山行であったと思う。