主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 敬愛主義12

2023-09-12

皆様、お元氣ですか?
2001年の9月11日はアメリカで同時多発テロが起きた日です。あれから22年が経過しました。現在でも世界中で内戦や爆弾テロ、ウクライナ戦争と平和になる兆しがありません。ウクライナ戦争も戦争で利益を得る人がいる限りは終わることはないかもしれません。休戦はあるかもしれません。それこそ、日本が仲介して休戦の道筋を示しても良いのではないでしょうか?何とか今は大規模テロは起きないように公安警察が頑張っていますので。それでもスパイ防止法すらない日本では、各国のスパイが自由に活動しているわけで、取り締まりも難しいように思います。
国家や民族が戦争を起こす原因は、差別や不平等があると思います。そのような差別、不平等がなくならない限り、内戦やテロや戦争はなくならないと思います。
人種差別、民族差別、男女差別、貧富差別がありますし、機会不均衡があって不平等になっています。経済発展で南北格差も生じています。
こうした、差別、不平等をなくすのが敬愛主義です。天の働きに敬虔の情を示して、天の働きのように他人を愛するのです。天の働きに善も悪もないように思います。それでも自然はあらゆる良いものを生き物に与えています。恵みの雨や暖かな日光です。確かに自然は猛威をふるい、台風や地震や磁気嵐を起こすかもしれません。そのような自然災害があって人命が失われるのは辛いことですが、それに耐える力を残された生き物に与えてくれるように思います。忘れた頃に災害はやってくる、と言われますが、人類は忘れないようにしなければならないでしょう。自然災害に耐えるような住まいや環境を整え、治水や防災・減災方法を構築することです。忘れないように1年に1回は、防災訓練を皆で行う等の計画を実施していくことです。
敬愛主義は、災害弱者と呼ばれる人たちに特に注意して守る努力をするでしょう。自然災害も人災も何時起こるか誰にも分かりません。分からないからこそ、普段からの心掛けが必要になってきます。災害弱者は特に障がい者や児童、高齢者、女性への配慮が必要になるでしょう。さらに乳児や妊婦にとっても特段の配慮が必要です。日本語が読めない判らない異邦人についても同様の配慮が必要です。
自分が、もし目が不自由だったら、足腰が弱かったら、日本語が判らなかったらどうして欲しいと思うか、想像すれば良いのです。そうすれば自ずと、どうすれば助けになるかが解るでしょう。弱者を理解できれば、これはあらゆる場面でも活かせることができるでしょう。自分より他人のほうが、ある面で優れていることが分かるはずです。そうすれば、弱者と呼ばれる人たちを敬意をもって接することができるでしょう。それこそが敬愛です。
他人に対して敬意をもち、他人を愛していることを行動で示すことです。そうすれば困っている人に対して、May I help you (何かしましょうか?)と、言えるはずです。そうすれば敬愛の輪が広がることになるでしょう。