主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 健幸13

2023-10-25

皆様、お元氣ですか?
活動を定期的に行うのは、とても健康と関係しています。さらに姿勢を良いものにしてゆきましょう。腰の曲がったお年寄りと背筋が伸びているお年寄りと、どちらが健康的か分かると思います。もちろん背筋が伸びているお年寄りのほうが健康的です。腰が曲がるとどうしても前傾姿勢になりますから、内臓が圧迫されます。そうすると肺もちゃんと機能しなくなり、新鮮な酸素を十分取り入れることが難しくなります。酸素は生きていくのに大切なものですから、細胞が酸素不足になり、細胞の働きが低下します。
お年寄りでなくても若者も前傾姿勢でいることが多くないですか?スマホや座ってコンピューター画面を見ていれば、どうしても前傾姿勢になります。知らず知らずのうちに酸素不足になっているのです。
前回もお伝えしたように、同じ姿勢を取り続けていると姿勢が湾曲してきます。湾曲した姿勢を続けていると内臓の働きが悪くなり、消化吸収も十分にできなくなります。せっかくよい食物を取り入れても消化吸収が上手くいかなければ栄養不足になります。
食事の後は、ゆったりした姿勢で、胃や腸が十分働けるようにしましょう。「親が死んでも食休み」という諺がありますが、そのように食後すぐに活動するのは好ましいことではありません。活動する時は食後を避けて、食事前や食後30分以上過ぎてからするようにしましょう。
姿勢については、多くの人が間違った理解をしています。学校での教育が間違っているのですが、まず立っているときに背筋を伸ばし胸を張るように言われますが、そのような姿勢は筋肉に無理な状態を強いることになります。立っているときは肩の力を抜いて、膝も少し曲げ加減でゆったりとした姿勢が最善です。どこかに力が入っていると筋肉が緊張して内臓の働きが悪くなります。長時間立っていなければならないときは、特にそうですが体のどこかに力が入っていないか確かめながら、徐々に力を抜いていきましょう。足は肩幅くらいに少し外側に足先を向けます。膝の力を抜き、肩の力も抜きます。頭は少し後ろに位置して顎は引きます。自分の体が寝ていて力が入っていない状態で立っているのが一番良い姿勢です。この姿勢であれば長時間立っていても疲れません。一度試してみてください。
座っている姿勢はさらに重要です。日本人は先進国でも座っている時間が長いと統計で示されています。同じ姿勢で座っていると、前述したように前傾姿勢になりますので、身体にとって好ましくありません。意識して骨盤を立ててください。骨盤が寝ている状態を続けると背骨等に圧力がかかり続けて腰痛の原因になります。私もこれで座骨神経痛を発症してしまいました。姿勢を正すことで回復しましたが、神経痛は続いています。座骨神経痛は悪化すると歩行もできなくなります。ですから、デスクワークの多い方は1時間に一回は立って歩いたり、腰のストレッチをしましょう。同じ姿勢は極力避けましょう。