主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 健幸19

2023-11-06

皆様、お元氣ですか?
前回は、毎日の生活習慣で病気にもなるし、健康を維持することもできることを考えました。生活習慣はとても大切なことです。習慣が変われば、生活が変わり、生活が変われば人生が変わります。人生を健康で幸福な状態を維持したいと思うなら、毎日の習慣を変える必要があります。
習慣は、つまり癖です。怒り癖や弱気癖や怠け癖がありませんか?そうした癖を持ちながら健幸でいることはできません。かっかかっかしている人は心臓、血管に負担を強いています。弱気で自己肯定をしない人はうつ傾向になるでしょう。怠けてばかりいると、自分の本来の能力を見つけずに人生を終えてしまうかもしれません。
このように、自分の癖をよく理解して、マイナスの要素があれば、どうすればプラスに変えられるか考えましょう。きっと解決策は見つかります。見つからないのは怠け癖で考えようとしないからだと思います。考え続けることはとても意義があります。動物にはそのような意識はありません。本能に従って生きているだけです。本能といえども素晴らしい本能もありますが、本能が成長することはありません。成長できるのは人間だけです。大脳にある沢山の神経細胞が互いにネットワークを強めて、新しい考えを見つけることができるのです。そうでなければ、自動車も電話もコンピューターも作られなかったでしょう。
しかし、このような便利な道具も、いつしか人間の機能を劣化させてしまったのです。自動車は確かに遠方に出かけるのに便利ですが、人間の歩行機能を低下させました。滑稽なのは、そのために現代人はスポーツジムに通ってランニングをしたりしているのです。電話は現在スマホとなり、一日中スマホを手放せなくなり、スマホ脳という脳の劣化をもたらしています。コンピューターは便利な道具ですが、AIが身近に使えるようになれば、意志決定する機能まで奪われることになります。
このように、便利な道具に囲まれた生活を続けていくとどうなるでしょうか?お分かりのように歩行機能は低下し、スマホ脳のように脳機能が低下し、人間の統合機能の低下が起きます。つまりフレイルになり、認知症になる可能性が高いのです。
便利な道具は一時的に活用する程度に収めることが重要です。便利な道具の弊害を常に意識しましょう。未来の世界は我々の意識でどうにでも変わることができます。自分だけの欲求を満たすことを考えることはせずに、未来に生きる人々のために、自分は何をするのが一番良いかを考えましょう。過去は変えられないことでしょう。それでも、過去に起きた事実を自分なりに捉え直すことはできます。そして、変えられるのは自分と未来だけと意識しましょう。つまり、未来は今、自分が何をするかで決まるのです。
健幸になるには、今、過去の自分と決別して、未来の自分を心に描きましょう。その未来の自分に向かって、自分にできることをすれば良いのです。
未来の姿がありありと描ければ、もう貴方は過去の自分と決別しています。