主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 良いニュース8

2023-11-28

皆様、良いニュースです。そして悪いニュースです。
人類は何故戦ってばかりいるのでしょうか?戦って得るものが本当に大切な物であるかどうか真剣に考えましょう。物は物でしかないのです。それがもたらす益は何でしょうか?動物を観察してみましょう。生きるために戦うことはあるでしょう。でもそれは本能によってそのようにプログラムされているからです。通常は生きるために食べて、子孫を残し、それができたら死ぬ、というサイクルです。下等とされる動物でも、そのことをしていますが高等動物とされるチンパンジーはコミュニケーションをしっかり取っています。鳴き声や表情や態度で示しています。親は子を育てますが、集団で行います。自分の子だけでなく他の親の子も一緒に育てます。保育園のような集団で年配者が子供を育てたりしているのです。
人類はどうでしょうか?集団でしっかりと子育てをしているのでしょうか?はなはだ疑問が残ります。やれ英才教育だ、幼児から英語教育だ、危ない遊びはするな、等で子供をがんじがらめにしていませんか?本来純粋な赤ちゃんこそが人だと思います。だからその純粋さに感動して子育てをします。そのまま大きく育って欲しいと思っているはずです。チンパンジーでさえ、子育てをしっかりしているのに、人類の方が劣った教育をしているのです。「三つ子の魂百までも」とあるように3歳までの親の教育や環境によってその後の人格が形成されるようです。記憶にはないと思いますが、深層意識のなかに組み込まれているのです。
ですから乳児、幼児の環境はとても大切です。愛情に囲まれたようにしたいものです。各地の紛争を聞くと乳幼児が紛争の犠牲になったり、親を亡くしたりしています。そのような環境では愛情を持つことは難しくなります。平和で安全な社会にしていくのは親の責任です。親がしっかり愛情深く子供を育てなければ未来はありません。未来は子供たちが創造してゆくのです。子供たちがその持てる能力を遺憾なく発揮するためには自由な環境が必要です。
自由は簡単には手に入りません。子供たちを自由に活動させるためには、親たちに安全確保の責任が生じるからです。檻の中に入れるのは安全確保ではありません。自由な活動をしても怪我をなるべく起こさないように配慮することを自覚するように支えることです。
例えば、ブランコは楽しい乗り物ですが、ぶつかると怪我するよ、ということをお互いに理解していくように見守るのです。「してはいけません」という命令は簡単ですが、子供たちを縮こませてしまいます。「していいよ」と言えば、子供たちは喜ぶことでしょう。そのように、自分たちで「ここまではしていいんだ」「これ以上は良くないな」と判断できるようになるのです。
かつての縄文人は世界で一番平和な時代を長く続けたと言われています。この心を思い出すことが必要ではないでしょうか?子供たちは未来の宝なのです。