主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理19

2024-02-12

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
以前のブログで話したように、世の中には目に見えないものと目に見えるものがあります。目に見えるものは確かにあると見たり触ったりして確認できますが、目に見えないものはあることを証明するために、色々な工夫が必要です。それで、空気も目には見えませんが、木の葉を揺らすことで、そこに風が吹いていることを確認できます。目に見えないものはそれ以外にも、素粒子も目に見えませんが測定器で観測できます。宇宙の果ては目に見えず観測することはできませんが、予測することはできます。
さて、人間の感情も目には見えませんが、表情や態度で感情を予測することができます。感情も測定機器が発達すれば、どのような感情かわかるようになるかもしれません。脳の仕組みが大分解明されてきて、感情をつかさどる物質もわかってきました。
例えば、アドレナリンやドーパミンといった神経伝達物質です。知っているかもしれませんが、アドレナリンは闘争反応で活躍する物質で、これがあると興奮状態になりますし、やる気もでてきます。ただし多すぎると攻撃性が増してしまいます。ドーパミンもやる気ホルモンとして知られています。ドーパミンが不足するパーキンソン病がありますが、手足が思うように動かなくなる神経難病です。
反対に脳内物質にはセロトニン、オキシトシン等のホルモンは幸福をもたらすものとして有名です。セロトニンは幸せホルモンで、オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれています。つまり、このようなホルモンがあれば、人は幸せで愛情深い行動がとれることになります。これらのホルモンが不足すると、不幸を感じやすくなり、自己中心的になってしまうようです。
このように、我々の体は複雑な機序によって成り立っているので、要はこうしたホルモンもバランス良くあればいいのですが、偏ってしまうと病気をもたらしてしまうのです。
人間は中庸が大切なのではないでしょうか?自己中心的だと人に嫌われるでしょう。反対に利他的過ぎても自分を見失って精神に異常をきたすかもしれません。それで、こうしたホルモンも適量を維持していれば正常な生活を営めると思います。
病気の原因のほとんどがストレスと言われています。身体的、精神的ストレスが長引けば、心身が耐え切れなくなるのは当たり前です。それで、我々が注意すべきなのは、過度なことはしないことです。無理が通れば道理が引っ込むわけですから、無理を押し通すことは止めましょう。自分の能力以上のことを続けていれば、体が壊れます。全ての人間がオリンピック選手になれるわけではありません。ある能力を持っていて努力をするから選手になれるのです。勉強や仕事もそうです。能力がないのに無理してしようとするからストレスになるのです。好きなことを学んで、好きなことを仕事にすれば、ストレスは少なくて済むはずです。
どうぞ皆様、好きなことをして人生を楽しもうじゃありませんか。