研修会_小園地区社協7年度

2026-03-04
【住んでいてよかったと思えるまちに】
 小園地区社会福祉協議会(小園地区社協)3月定例理事会に合わせて、綾瀬市社会福祉協議会(市社協)の安部様と沼田様を講師に迎えて研修会を行いました。市社協は地区社協活動の支援や生活支援体制整備事業など、地域福祉に関する事業を行っております。今回は綾瀬あんしんセンターが携わっている〝成年後見制度(法人後見事業)、日常生活自立支援事業、託すサポート事業〟について研修しました。

 研修に先だって、〝あやモビ〟について、綾瀬市都市整備課の中村様から説明がありました。
 あやモビは自宅付近から共通乗降ポイントまでワンコイン(500円)で乗り合い送迎するサービスです。対象者は65歳以上で運転免許を持っておらず、自ら車両に乗降できる方です。詳しくは綾瀬市のホームページを参照願います。
 綾瀬市AIデマンド型交通「あやモビ」
https://www.city.ayase.kanagawa.jp/soshiki/toshiseibika/doro_kotsu/5/22638.html

 あやモビの説明は2月24日のふれあい井戸端会議に続いて2度目です。綾瀬市では2024年4月から施行された「働き方改革関連法」に伴い運転士不足により綾瀬市内の路線バスも減便になる恐れがある、と危惧しているようです。
 小園地区社協は、災害時の避難に支援が必要な方(要支援者)に、定期的に安否確認を行っております。この機会(3月)に〝あやモビ〟に関する情報提供を行う予定です。

 研修は、成年後見制度は安部様に、日常生活自立支援事業、託すサポート事業は沼田様に行っていただきました。

『成年後見制度』とは、
 認知症、知的障がい、精神障がいなどの理由で、判断能力(事理弁識能力)が不十分、または欠けている方に対して、法的判断を代理もしくは援助する者を選任し、援助者に本人を代理としたり本人の法律行為を同意させたり取り消しさせたりすることで本人の財産管理(不動産や預貯金などの管理、遺産分割協議などの相続手続など)や身上保護(介護・福祉サービスの利用契約や施設入所・入院の契約締結、履行状況の確認など)を行う制度です。
 ひとりで決めることに不安のある方々を法的に保護し、本人の意思を尊重した支援(意思決定支援)を行い、明るいあす(未来)を過ごしていくための制度です。

2つの仕組み
 この先、あれこれ決められなくなる前に本人が後見人を自ら選ぶことができる制度が〝任意後見制度〟です。
 障がいや加齢によりひとりで決める能力が低下してから親族等が申立てて、後見人等を家庭裁判所が選任しサポートする制度が〝法廷後見制度〟です。

後見人ができることは
 預貯金の管理・払い戻し、不動産管理、福祉サービスの契約、医療費の支払いなどです。

後見人ができないことは
 手術などの医療行為への同意や保証人になること、被後見人が所有している不動産を購入するなどです。

『日常生活自立支援事業』とは
 認知症、知的障がい、精神障がいなどにより、判断能力が十分ではない方が、住み慣れた地域で安心して自立した生活を送れるよう、社会福祉協議会が契約に基づいて福祉サービス利用の援助や日常的な金銭管理、書類の預かりなどを行う支援事業です。

『託すサポート事業』とは、
 身寄りがなく頼れる親族がいない一人暮らしの方などを対象に、ご自身が亡くなった後の葬儀、納骨、入院費などの支払いを予めお預かりした金額の範囲内で行うサービスです。

質問コーナーでは
Q 高齢化により、体力も衰えてきて、認知症も始まってきたようだ、と感じたときに、衰えの頻度によってどの福祉サービスを選んだら良いのか、見極めるポイントは。
A 福祉サービスは事前に選んでいただくのではなく、申し込んでいただいてから始まるサービスです。どのような福祉サービスを利用したら好いのか解らないときには、市社協では総合相談事業として、福祉全般の相談を行っております。相談状況に合った福祉サービスを案内します。場合によって、関連する窓口を照会することもできます。
 成年後見制度と日常生活自立支援事業は事業内容が重複する部分があります。不動産や預貯金など多額の財産を所有している方や相続人が遠方にいる場合は成年後見制度をお勧めします。

Q 見守り活動などで「親と子の二人暮らしで子どもが知的障害で常に見守りが必要な家庭において、〝親に万が一の場合〟はどうするのだろう。」と感じたとき、第三者が相談しても良いのでしょうか。プライバシーの侵害にならないでしょうか。
A プライバシーは遵守しますので気軽に私たち(市社協)に相談ください。このようなケースは〝90・60問題〟と言われており、綾瀬にも相当数おります。情報を提供してもらえれば、状況に応じて地域包括センターと連携して対応しますので、ぜひ一報ください。

以上の内容を中心に1時間ほどの研修でした。
 詳細は市社協や厚生労働省のホームページを参照願います。
市社協  https://www.ayase-shakyo.or.jp/
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html

 研修会終了後の〝かわら版〟の折り込み・区分け作業中にはつぎのような意見がありました。
・福祉活動の幅広さを感じました。
・市社協が綾瀬あんしんセンターなどで行っていることを知ることができて良かった。一人暮らしの方が増えていくなかでは必要な事業だと思います。
・我々も高齢化になりつつあるのでこのような研修は定期的に行ってもらいたい。
・会議と違ってこのような作業中(折り込み・区分け)は気楽に話せるし、本音を言える場になっているようだ。重要かも!

 地域にはさまざまな課題があり、個人や家庭だけでは解決することが難しい事も地域の課題として取り組み〝住んでいてよかったと思えるまちに〟みんなでしましょう。

小園地区社協広報部会 大和田