アセスメント2

2025-04-09

さて、いよいよインテークですが
まずは挨拶ですね。
ビジネスマンとして必修項目ですが、きちんとできるケアマネジャーはいますか?
まずは、笑顔で自分の名前をはっきり伝えます。所属も簡単に説明します。
ケアマネジャーの認知度はまだ低いので、簡単に説明しましょう。
「介護サービスの調整をする者です」でも良いでしょう。
名刺を渡して、介護支援専門員であることを明らかにしましょう。できれば介護支援専門員証を見せてもいいですね。これは契約の時には提示することになっているはずです。
自分のことを理解した上でのインテークです。
もし、自分が反対に要介護者だったらと考えましょう。少し認知機能も低下していたとしたらどうでしょう。
易しい言葉で、分かるようにゆっくり話しましょう。時々ここまでの説明で不明な点はないか確認しましょう。
会話を一方通行ではなく、相手にも話す機会が十分にあるようにしましょう。
刑事のような聞き取りでは、相手も不快になります。相手の状況を知ることでケアマネジメントができることを伝えましょう。そうでないと個人情報なので、言いたがらないこともあるからです。
インテークはお見合いですから、最小限の情報だけでも聞き取れればいいのです。これから長期に渡って関わるわけですから、今後の訪問でアセスメントを続ければ良いのです。
インテークではラポールを形成できることに集中しましょう。お互いに信頼関係がなければケアマネジメントは継続できません。貴方が信頼できるケアマネジャーであることが相手に理解してもらえれば良いのです。あせる必要はありません。
とかく、ケアマネジャーは忙しいので、短時間に多くのことをしようとしてしまいがちですが、まずは信頼の構築が最優先です。
相手が信頼してくれたかどうかは相手の態度で大体理解できるはずです。
満足そうな態度は表情に現れます。落ち着いた態度や、笑顔や、「よろしくお願いします」という言葉の調子で理解しましょう。
初めのインテークは30分から1時間以内に済ませましょう。長ければ良いというものではないからです。好印象を残すには、最後の言葉も大切です。
「今日は忙しいのに時間をとって頂き、感謝します。これから貴方にとって必要なサービスを考えますので、どうぞ宜しくお願いします。わからなかった事は、電話でいいので問い合わせてください。今日は本当にありがとうございました。」
こうすれば、関係が継続することを相手に伝えられます。
本格的なアセスメントはこれからです。