詩篇33
2024-12-06

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「正しき者よ、主によって喜べ、さんびは直き者にふさわしい。」(1節)
詩篇32篇からの続きのようです。
「新しい歌を主にむかって歌い、喜びの声をあげて巧みに琴をかきならせ。」(3節)
新しい歌は常に生まれてくるようです。黙示録にも24人の長老が新しい歌を歌います。(黙示録5章)
「主は正義と公平とを愛される。地は主のいつくしみで満ちている。」(5節)
神が愛されるのは正義と公平です。地上には自然という慈しみで満たされています。
「もろもろの天は主のみことばによって造られ、天の万軍は主の口の息によって造られた。」(6節)
宇宙にある天体を創られたのも神です。天にいる神の使いも神の吐息で創られたのです。
「主が仰せられると、そのようになり、命じられると、堅く立ったからである。」(9節)
神の名はヤハウェで彼は成らせるという意味ですが、そのようにして万物を創造したのです。
「主はもろもろの国のはかりごとをむなしくし、もろもろの民の企てをくじかれる。」(10節)多くの国は神に敵対的です。それで神は国々の愚かな計画や人々の野心的な行動を制限します。
「主のはかりごとはとこしえに立ち、そのみこころの思いは世々に立つ。」(11節)
反対に、神様の計画は永遠に実行されてゆきます。何世代も継続されるのです。
「主をおのが神とする国はさいわいである。主がその嗣業として選ばれた民はさいわいである。」(12節)
ヤハウェ神を神として認めていた国は、古代のイスラエルだけでしょう。神が選ばれたわけですが、現代まで聖書を写本として何千年も引き継いできたのは幸いでした。
「主はすべて彼らの心を造り、そのすべてのわざに心をとめられる。」(15節)
人間を創られたのは神ですから、その脳も創られました。精神の働きも全てご存じです。
「見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある。」(18節)
誰でも神を畏れ、神の慈しみを願う者には、神は注目してくれます。
「これは主が彼らの魂を死から救い、ききんの時にも生きながらえさせるためである。」(19節)
神はそうした人々の状態を見て、飢饉の時に死なないように救いを差し伸べます。
「主よ、われらが待ち望むように、あなたのいつくしみをわれらの上にたれてください。」(22節)
神の恵みである慈しみは、それを待ち望む者に与えられます。これは、毎日神に感謝と願いの祈りを捧げるようにということでしょう。