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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇46

2024-12-27

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
女の声のしらべにあわせてうたわせたコラの子の歌のようです。
「神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。」(1節)
詩篇に何度も出てくる言葉ですが、悩める時の近しい助け手である神を、避難所で力の元と歌います。
「このゆえに、たとい地は変り、山は海の真中に移るとも、われらは恐れない。」(2節)
それで、天変地異が起こっても恐れることがありません。
「たといその水は鳴りとどろき、あわだつとも、そのさわぎによって山は震え動くとも、われらは恐れない。」(3節)
洪水や地震が起きても恐れません。
「一つの川がある。その流れは神の都を喜ばせ、いと高き者の聖なるすまいを喜ばせる。」(4節)
これは、都から出る川のようです。黙示録の22章にある都に流れる命の水のことかもしれません。
「神がその中におられるので、都はゆるがない。神は朝はやく、これを助けられる。」(5節)
黙示録には新しいエルサレムが天から下ってくることが記されています。(黙示録21章)
新しいエルサレムは、決して揺るがない都市なのでしょう。
「もろもろの民は騒ぎたち、もろもろの国は揺れ動く、神がその声を出されると地は溶ける。」(6節)
これまでの多くの国も国民も永遠に安定したものではなく、神様の声で溶かされるような存在でしかありません。
「来て、主のみわざを見よ、主は驚くべきことを地に行われた。」(8節)
これまでの、神の御業は宇宙の創造から、聖書の記述から、自然の恵みから、まさに驚異的な事柄で満ちています。
「主は地のはてまでも戦いをやめさせ、弓を折り、やりを断ち、戦車を火で焼かれる。」(9節)
これは、将来地上で成されることでしょう。
「『静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる』。」(10節)
心静かにして、創造の業や聖書の言葉を思い返してみましょう。神をあがめる気持ちになるでしょう。
「万軍の主はわれらと共におられる、ヤコブの神はわれらの避け所である。」(11節)
神は何億もの天使を従えます。天使には力があります。そのような神の元にいれば、安心できますね。神と共にいれば、恐れることは何一つないはずです。