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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇53

2025-01-14

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
ダビデの歌のようです。これは詩篇14篇と同じもののようです。
「愚かな者は心のうちに『神はない』と言う。彼らは腐れはて、憎むべき不義をおこなった。善を行う者はない。」(1節)
無神論者は愚か者のようです。彼らは腐っていて、不義を行ったようです。
「神は天から人の子を見おろして、賢い者、神を尋ね求める者があるかないかを見られた。」(2節)
賢い者、神を尋ね求める者がいないか、神が天から見下ろします。
「彼らは皆そむき、みなひとしく堕落した。善を行う者はない、ひとりもない。」(3節)
神の目から見ると人々は、神から離れて堕落しているようになるのでしょう。完全な人は一人もいないのは事実です。
「悪を行う者は悟りがないのか。彼らは物食うようにわが民を食らい、また神を呼ぶことをしない。」(4節)
悪を行う者は愚かな者としても示されていて、イスラエル国民を食い物のように扱います。彼らは真の神を呼び求めようともしません。
「彼らは恐るべきことのない時に大いに恐れた。神はよこしまな者の骨を散らされるからである。神が彼らを捨てられるので、彼らは恥をこうむるであろう。」(5節)
彼らは国民を食い物のようにしていましたが、急に骨を砕かれて散らされるようです。それは神が、彼らを捨ててしまうからです。そのようになれば彼らは大いに恥をかくことになるでしょう。
「どうか、シオンからイスラエルの救が出るように。神がその民の繁栄を回復される時、ヤコブは喜び、イスラエルは楽しむであろう。」(6節)
シオンはエルサレムのことを指しています。イスラエルの救いはイスラエル国民を苦しめていた民族がいたことを示しています。これは1世紀の状態を示しているようです。イスラエル国民は当時ローマの圧政下にありました。そして救世主の到来を待ち望んでいました。現われたのがイエス・キリストです。救いの便りを伝えたのは確かにイエス・キリストでした。しかし、その時に国民の繁栄を回復するわけではなかったのです。
将来的に、神はすべての民に繁栄を回復することでしょう。今は、まだその途上ということです。神の計画は、新しい天と新しい地で人々が繁栄することですが、それを実現する前に行われなければならないことがあるのです。
それは、イエス・キリストが伝えた神の取り決めを、全ての人々が知るようになるということです。確かにキリスト教徒は世界に30億人いるわけですが、まだ神の取り決めを知らない人が50億人もいるのです。
聖書を読まないと、神の取り決めを知ることはできないのです。