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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇56

2025-01-17

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
これはダビデがガテでペリシテびとに捕えられたときによんだもののようです。ダビデはサウル王から逃げてペリシテ人の地で一時捕らわれたのです。
「神よ、どうかわたしをあわれんでください。人々がわたしを踏みつけ、あだする人々がひねもすわたしをしえたげます。」(1節)
ダビデにとっては昼夜虐げられているように感じたことでしょう。
「わたしが恐れるときは、あなたに寄り頼みます。」(3節)
ダビデにとっては命の危険が絶えずありましたが、神に頼ることを誓っています。
「わたしは神によって、そのみ言葉をほめたたえます。わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。肉なる者はわたしに何をなし得ましょうか。」(4節)
ダビデは神の言葉を讃えます。神に頼れば、恐れはなくなります。
「彼らは共に集まって身をひそめ、わたしの歩みに目をとめ、わたしのいのちをうかがい求めます。」(6節)
ダビデの命に危険が迫っていることが判ります。敵はひそかにダビデの行動を窺っているのです。
「あなたはわたしのさすらいを数えられました。わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。これは皆あなたの書に/しるされているではありませんか。」(8節)
ダビデは逃亡中、多くの日を過ごしたようで、涙を流すこともあったのでしょう。神はそのことを記録していると言います。
「わたしが呼び求める日に、わたしの敵は退きます。これによって神がわたしを守られることを知ります。」(9節)
敵が退くのは、ダビデが神に祈り、神がダビデを敵から守るからです。
「わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。人はわたしに何をなし得ましょうか。」(11節)
再度、ダビデは敵を恐れないと誓います。
「神よ、わたしがあなたに立てた誓いは/果さなければなりません。わたしは感謝の供え物をあなたにささげます。」(12節)
神により頼むと誓ったからには、そのとおりに行動することが大切です。
「あなたはわたしの魂を死から救い、わたしの足を守って倒れることなく、いのちの光のうちで神の前に/わたしを歩ませられたからです。」(13節)
ダビデは神に感謝します。命を守り倒れることもないようにして、神の前で命の光を受けれるようにしてくれたからです。これはダビデの行動が神にとってふさわしいものであり、ヤハウェ神から命の光を受けれるようにしたからでしょう。きっと、神から命を永らえて良いと言われたように感じたのでしょう。その命は光のように燦々と感じたことでしょう。