主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇68

2025-01-31

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌、さんびと表題があります。
「神よ、立ちあがって、その敵を散らし、神を憎む者をみ前から逃げ去らせてください。煙の追いやられるように彼らを追いやり、ろうの火の前に溶けるように悪しき者を神の前に滅ぼしてください。」(1,2節)ダビデは戦闘中のようです。敵を煙のように追いやり、蝋が溶けるように無くなることを願います。
「神にむかって歌え、そのみ名をほめうたえ。雲に乗られる者にむかって歌声をあげよ。その名は主、そのみ前に喜び踊れ。」(4節)ヤハウェ神は雲の上にあって、その方に誉め歌い喜び踊るように言います。
「おとずれを携えた女たちの大いなる群れは言う、『もろもろの軍勢の王たちは/逃げ去り、逃げ去った』と。家にとどまる女たちは獲物を分ける、」(11,12節)神の声を聴いた女達は敵が逃げ去ったと言い、家に居る女達は分捕り品を分けるようです。
「バシャンの山よ。峰かさなるもろもろの山よ、何ゆえ神がすまいにと望まれた山をねたみ見るのか。まことに主はとこしえにそこに住まわれる。」(15,16節)バシャンはシリア地方のことです。高い山もありますが、エルサレムのシオンの山を妬むようです。
「主は神のいくさ車幾千万をもって、シナイから聖所に来られた。あなたはとりこを率い、人々のうちから、またそむく者のうちから/贈り物をうけて、高い山に登られた。主なる神がそこに住まわれるためである。」(17,18節)神の軍勢は幾千万もあり、神はシナイの荒野からエルサレムのシオンの山の神殿に来て住まわれるのです。
「主は言われた、『わたしはバシャンから彼らを携え帰り、海の深い所から彼らを携え帰る。あなたはその足を彼らの血に浸し、あなたの犬の舌はその分け前を/敵から得るであろう』と。」(22,23節)バシャンにいる敵を連れ帰るのですが、敵は血を流していて犬が肉を食らうようです。
「人々はあなたのこうごうしい行列を見た。わが神、わが王の、聖所に進み行かれるのを見た。歌う者は前に行き、琴をひく者はあとになり、おとめらはその間にあって手鼓を打って言う、『大いなる集会で神をほめよ。イスラエルの源から出た者よ、主をほめまつれ』と。」(24~26節)実際に神は目に見えませんが、神の栄光は見れたのでしょう。歌う人、琴を弾く人、手鼓を打って神を誉めるよう乙女らが言います。
「青銅をエジプトから持ちきたらせ、エチオピヤには急いでその手を/神に伸べさせてください。」(31節)エジプトから貢物があり、エチオピアからは賛美があるように言います。
「地のもろもろの国よ、神にむかって歌え、主をほめうたえ。」(32節)ここでも全ての国民からの賛美を命じます。
「神はその聖所で恐るべく、イスラエルの神はその民に力と勢いとを与えられる。神はほむべきかな。」(35節)真の神は畏れ多い方です。その神を誉め讃えましょう。