主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇132

2025-06-09

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
都もうでの歌です。
「主よ、ダビデのために、そのもろもろの辛苦をみこころにとめてください。」(1節)
詩篇作者はダビデの辛苦を、神に知ってもらいたいと願います。
「ダビデは主に誓い、ヤコブの全能者に誓いを立てて言いました、『わたしは主のために所を捜し出し、ヤコブの全能者のためにすまいを求め得るまでは、わが家に入らず、わが寝台に上らず、わが目に眠りを与えず、わがまぶたにまどろみを与えません』。」(2~5節)
ダビデはヤハウェ神に誓います。神の家を建てるまで、自分は休むことをしないと。
「『われらはそのすまいへ行って、その足台のもとにひれ伏そう』。」(7節)
神の家とは神殿のことです。そこに行ってひれ伏そうと言います。
「主よ、起きて、あなたの力のはこと共に、あなたの安息所におはいりください。」(8節)
力の箱は契約の箱のことです。神殿の至聖所という場所に安置されていました。
「主はまことをもってダビデに誓われたので、それにそむくことはない。すなわち言われた、『わたしはあなたの身から出た子のひとりを、あなたの位につかせる。もしあなたの子らがわたしの教える/契約と、あかしとを守るならば、その子らもまた、とこしえに/あなたの位に座するであろう』。」(11,12節)
ヤハウェ神はダビデの子孫から、約束の子つまりイエス・キリストが生まれて王座に就くことを約束します。
「主はシオンを選び、それをご自分のすみかにしようと望んで言われた、『これはとこしえにわが安息所である。わたしはこれを望んだゆえ、ここに住む。」(14,15節)
シオンはエルサレムの神殿のことです。そこを安息所として神が住まわれるのです。
ただし、12節にあるとおり、神の契約と証しを守るならばです。
「わたしはシオンの糧食を豊かに祝福し、食物をもってその貧しい者を飽かせる。またわたしはその祭司たちに救を着せる。その聖徒たちは声高らかに喜び呼ばわるであろう。」(15,16節)
エルサレムは糧食も豊かになり、祭司たちも救いを得て、神に似て聖なる者は喜び叫びます。
「わたしはダビデのために/そこに一つの角をはえさせる。わたしはわが油そそがれた者のために/一つのともしびを備えた。」(17節)
ダビデに角、つまり権力を与えます、油そそぎはその象徴です。一つのともしびは子孫のなかからダビデのような力をもち神に従順な者、イエス・キリストを指しています。
「わたしは彼の敵に恥を着せる。しかし彼の上にはその冠が輝くであろう』。」(18節)
イエス・キリストの敵対者はサタンや配下の悪霊、そしてその影響を受けている間違った宗教指導者たちです。彼らは恥を受け、イエス・キリストは栄冠を受けます。