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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇135

2025-06-12

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「主をほめたたえよ、主のみ名をほめたたえよ。主のしもべたちよ、ほめたたえよ。」(1節)
ヤハウェ神を褒め称えるように、神の僕に言います。
「主はおのがためにヤコブを選び、イスラエルを選んで、おのれの所有とされた。」(4節)
ヤコブ=イスラエルですが、他の民族と切り離して神は自分に所属することを認めました。
「わたしは主の大いなることと、われらの主のすべての神に/まさることとを知っている。主はそのみこころにかなう事を、天にも地にも、海にもすべての淵にも行われる。」(5,6節)
すべての神と称する者に勝って、ヤハウェ神はご意思を天にも地にも海にも行われます。
「主は地のはてから雲をのぼらせ、雨のためにいなずまを造り、その倉から風を出される。」(7節)
雲、雨、稲妻、風、すべての自然の循環作用も神が創られたのです。
「主は人から獣にいたるまで、エジプトのういごを撃たれた。」(8節)
出エジプトの10の災いで、最後に人も獣も第一子を殺しました。
「主は多くの国民を撃ち、力ある王たちを殺された。すなわちアモリびとの王シホン、バシャンの王オグ、ならびにカナンのすべての国々である。」(10,11節)
パレスチナ地方の当時の王を破りました。
「主は彼らの地を嗣業とし、その民イスラエルに嗣業として与えられた。」(12節)
現在、イスラエル国家がある地域は神がイスラエルの民に与えた土地なのです。
「もろもろの国民の偶像はしろがねと、こがねで、人の手のわざである。それは口があっても語ることができない。目があっても見ることができない。耳があっても聞くことができない。またその口には息がない。」(15~17節)
諸国家は神と称して偶像を作りますが、目も耳も機能せず、生きているわけでもありません。真の神はこうした偶像を忌み嫌います。それで、これらの国家を打ち破ったのでしょう。
「イスラエルの家よ、主をほめよ。アロンの家よ、主をほめよ。レビの家よ、主をほめよ。主を恐れる者よ、主をほめまつれ。」(19,20節)
ヤハウェ神は、今も生きている真の神です。目も耳も口もあります。ですから、イスラエルの民、特にアロンの家系の者、レビ族の者、祭司職の者は神を畏れ、誉めまつるように言います。
「エルサレムに住まわれる主は、シオンからほめたたえらるべきである。主をほめたたえよ。」(21節)
神はエルサレム神殿に住まわれることを願っていたのでしょう。神殿に務める祭司職にある者は、神を誉め、称える義務があったと思います。
でも、それは苦しいものではなく喜びあふれる行為だったことでしょう。