詩篇145
2025-06-30

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
ダビデの賛美の歌です。
「わが神、王よ、わたしはあなたをあがめ、世々かぎりなくみ名をほめまつります。」(1節)
ヤハウェ神を王として崇め、子孫が限りなく御名を誉めまつります。
「主は大いなる神で、大いにほめたたえらるべきです。その大いなることは測り知ることができません。」(3節)
ヤハウェ神は、大いなる方で、人間が測ることのできない方です。
「わたしはあなたの威厳の光栄ある輝きと、あなたのくすしきみわざとを深く思います。」(5節)ダビデは神の威厳と光栄と不思議な御業を深く考察します。
「人々はあなたの恐るべきはたらきの勢いを語り、わたしはあなたの大いなることを宣べ伝えます。」(6節)
人々も神の恐るべき働きを話すので、ダビデもそのことを宣べ伝えます。
「主は恵みふかく、あわれみに満ち、怒ることおそく、いつくしみ豊かです。」(8節)
神は恵み深く、憐れみに満ち、怒ることは遅く、慈しみが豊かなのです。
「主よ、あなたのすべてのみわざはあなたに感謝し、あなたの聖徒はあなたをほめまつるでしょう。」(10節)
神の被造物は神に感謝します。神に聖別された者は神を誉めまつるのです。
「あなたの大能のはたらきと、み国の光栄ある輝きとを人の子に知らせるでしょう。」(12節)彼らは、神の大能と王権の栄光を人々に知らせるのです。
「あなたの国はとこしえの国です。あなたのまつりごとはよろずよに/絶えることはありません。」(13節)
神の王国は永遠に続き、神の統治はいつまでも絶えることがありません。
「主はすべて倒れんとする者をささえ、すべてかがむ者を立たせられます。」(14節)
ヤハウェ神は、倒れそうな者を支え、弱い者を立ち上がらせるのです。
「あなたはみ手を開いて、すべての生けるものの願いを飽かせられます。」(16節)
神に願う者の声を聴いて、神は十分に願いを実現させられるのです。
「すべて主を呼ぶ者、誠をもって主を呼ぶ者に/主は近いのです。」(18節)
誠実に神に願い求めるなら、神は近づいてくださるのです。
「主はおのれを愛する者をすべて守られるが、悪しき者をことごとく滅ぼされます。」(20節)ヤハウェ神を愛する者は神に守られますが、悪人は滅ぼされます。
「わが口は主の誉を語り、すべての肉なる者は世々かぎりなく/その聖なるみ名をほめまつるでしょう。」(21節)
ダビデはヤハウェ神の誉を語ります。全ての肉体を持つ者が、その聖なる御名を誉めまつることを希望します。全編が神を誉めまつる内容でした。