詩篇146
2025-07-01

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「主をほめたたえよ。わが魂よ、主をほめたたえよ。」(1節)
ヤハウェ神を褒め称えよと繰り返します。
「わたしは生けるかぎりは主をほめたたえ、ながらえる間は、わが神をほめうたおう。」(2節)
生涯を通して神を褒め称えることを宣言し、楽器や歌で褒め称えたのでしょう。
「もろもろの君に信頼してはならない。人の子に信頼してはならない。彼らには助けがない。」(3節)
人間の君主や人々に信頼しても、最善の助けを得られるわけではありません。
「その息が出ていけば彼は土に帰る。その日には彼のもろもろの計画は滅びる。」(4節)
息をしなくなるのは死んだときです。その日に人間の計画は途中で消えてしまいます。
「ヤコブの神をおのが助けとし、その望みをおのが神、主におく人はさいわいである。」(5節)
何度も出てくる表現です。イスラエルの神に望みを託せば、幸福になります。
「主は天と地と、海と、その中にあるあらゆるものを造り、とこしえに真実を守り、しえたげられる者のためにさばきをおこない、飢えた者に食物を与えられる。主は捕われ人を解き放たれる。」(6,7節)
ヤハウェ神は、創造主です。永遠に真実を守り、虐待された者に正しい裁きをします。空腹の者に食物を与え、不自由な者を開放します。これはイエス・キリストが地上で行いました。
「主は盲人の目を開かれる。主はかがむ者を立たせられる。主は正しい者を愛される。」(8節)これもイエスが2000年前に行われました。「イエスはその人たちを治した。 群衆は、口が利けなかった人が言葉を発し、手が不自由だった人が治り、足が不自由だった人が歩き、目が見えなかった人が見えるようになったのを見て、とても驚き、イスラエルの神をたたえた。」(マタイ伝15:30,31)
「主は寄留の他国人を守り、みなしごと、やもめとをささえられる。しかし、悪しき者の道を滅びに至らせられる。」(9節)
異邦人であっても、神は孤児や寡婦を支えてくださいます。しかし、悪人は滅ぼされます。
「主はとこしえに統べ治められる。シオンよ、あなたの神はよろず代まで統べ治められる。主をほめたたえよ。」(10節)
神の支配は永遠に続きます。シオンは地上での神の国を象徴しています。そのシオンは神が統治してくださるのです。ヤハウェ神を褒め称えるのは当然のことのように思います。
イエスが地上で行ったことは、神のご意志でした。神は本当に慈しみに富んだ方です。この方を賛美するのは、人間としてせずにはおれない事だと思います。