詩篇149
2025-07-05

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「主をほめたたえよ。主にむかって新しい歌をうたえ。聖徒のつどいで、主の誉を歌え。」(1節)
ヤハウェ神を誉め称えるように命じます。新しい歌を歌うように言います。これは黙示録にも「彼らは、王座の前および4つの生き物と長老たちの前で、新しい歌のような歌を歌っている。地から買い取られた14万4000人以外、誰もその歌を習得できなかった。」(黙示録14:3)とあるように限られた者しか知らない歌かもしれません。
「イスラエルにその造り主を喜ばせ、シオンの子らにその王を喜ばせよ。」(2節)
イスラエルの民は、創造主を喜びます。エルサレムの子孫も、神であり王である方を喜ぶように言います。
「彼らに踊りをもって主のみ名をほめたたえさせ、鼓と琴とをもって主をほめ歌わせよ。」(3節)
ヤハウェ神を誉め称えるときは、太鼓や琴を演奏し、踊っていたのでしょう。
「主はおのが民を喜び、へりくだる者を勝利をもって飾られるからである。」(4節)
神様は、自分の選んだ民を喜び、謙遜な者に勝利を得させてくださいます。
「聖徒を栄光によって喜ばせ、その床の上で喜び歌わせよ。」(5節)
神の栄光を見れば、神を崇拝する者は喜び歌うのでしょう。
「そののどには神をあがめる歌があり、その手にはもろ刃のつるぎがある。」(6節)
聖別された者は、のどから神をあがめる歌を歌います。しかし、手には両刃の剣があるのです。
「これはもろもろの国にあだを返し、もろもろの民を懲らし、彼らの王たちを鎖で縛り、彼らの貴人たちを鉄のかせで縛りつけ、」(8,9節)
敵対する国に対しては剣をもって懲らしめるようです。国々の王は縛り、貴人たちも縛りつけられるようです。
「しるされたさばきを彼らに行うためである。これはそのすべての聖徒に与えられる誉である。主をほめたたえよ。」(9節)
記された裁きとは、最後の審判のことかもしれません。黙示録には「そして、王の肉、軍司令官の肉、強力な者の肉、馬とそれに乗る者の肉を食べなさい。自由民や奴隷、小さな者も大きな者も含む、あらゆる者たちの肉を食べるのです』」(黙示録19:18)とあるとおり、王たちに裁きが下されます。このようにして真の神に敵対する勢力は滅ぼされます。そして、真の神を崇拝する人々だけが誉を得られるようにされるのです。
実際に、どのような裁きになるかは判りません。黙示録は象徴的な言葉もありますが、具体的な表現もあります。神の言葉に偽りはありませんから、神に敵対する者は滅ぼされ、神を信じる者は救われるのでしょう。