時事ネタ32
2025-07-07

日本で参議院選挙が告示されました。投票日は7月20日です。
今回の国会で、内閣不信任案は提出されませんでした。もしされていたら、衆議院解散となって、ダブル選挙になっていたかもしれません。
内閣を支持していないのに、不信任案を野党が提出しなかったのは、現体制の方が選挙に勝てると判断したからでしょう。石破政権も、解散せずにすむので政権延命ができたと思っているのでしょう。
それにしても、この時期での参議院選挙はとても興味が起きます。自民党も公明党もかなり支持者が減ると思われます。なにしろ、去年からお米の値段が倍になっているのに何の対策もせずにいたのですから、農政ではなくノー政です。農林大臣が解任されて小泉大臣になり備蓄米を放出したのは良いのですが、外国米を増やすことまでは考えていないようです。トランプ大統領はカリフォルニア米を購入することを提案していますが、日本は農民の反対が予想されるので、参議院選挙が終わるまでは何もしないでしょう。
そのアメリカヘ7回も訪問している赤沢特命担当大臣ですが、何の成果も挙げていません。何の交渉材料もなく、ただお願いします。関税を上げないでください。と言うだけでトランプが首を縦に振るはずはありません。以前24%と言っていた関税を35%にするかもしれません。
石破首相も赤沢大臣のような小物に任せるのは人選ミスです。裁量権のある元首相とか話しがいのある者以外とは交渉しないでしょう。さらに名古屋税関経由の麻薬の原料がアメリカに輸出されていたようです。フェンタニルという麻薬がメキシコやカナダで製造されてアメリカに持ち込まれるのです。これは看過できません。政府はそのような事実はないと言っていますが、トランプは知っています。トランプは自国ファーストですから、自国民を脅かす輩は徹底的に排除します。ですから、日本に対しても高い関税率を示すのです。
これに対して、今の石破政権では何の対抗策も示していません。カリフォルニア米を購入するとか、中国からの輸入品については徹底的に検査するとか言えばまだしも、何もできていません。
このまま、現行与党が政権を維持していると、国際競争力は低下するばかりです。かといって、野党に任せられるでしょうか?かつての民主党政権で消費税を上げられたことを忘れてはいけません。公約を果たせない政権はさようならです。
自公政権が過半数割れになると、政権運営はいずれかの野党の意見を入れないと法案が通りません。どの野党と結びつけるのか?はたまた下野するのか?今回の投票結果次第で日本の運命が決まると言っても良いでしょう。
皆様の心に響く施策を表明している政党や候補者に1票を投じましょう。
7月20日は運命の日になるかもしれません。