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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記2

2025-07-08

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。」(2節)
宇宙時間の6日で創造を終え、神は7日目に休まれました。これが1週間の始まりです。
「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。」(7節)
6日目のことを細かく描写しています。物質に息がないと生物にはならないのです。
「主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。」(8節)エデンの園とは楽しみの園という意味です。人はそこで生活します。
「また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し、~そこから分れて四つの川となった。第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの。第四の川はユフラテである。」(10~14節)エデンの園があったのはトルコ地方のようです。現在でも地名が残っているのはチグリス川とユーフラテス川です。
「主なる神はその人に命じて言われた、『あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう』。」(16,17節)
ヤハウェ神は、アダムに命じます。善悪を知る木の実を食べてはならない、死ぬからと。
「また主なる神は言われた、『人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう』。~主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。」(18,22節)
アダム(男)の助け手としてエバ(女)が創造されます。
「それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。」(24節)
少し前の23節には「そのとき、人は言った。『これこそ、ついにわたしの骨の骨、/わたしの肉の肉。男から取ったものだから、/これを女と名づけよう』。」とあります。
アダムは自分で動物たちに名前を付けていました。そうして自分のあばら骨から生まれた者に女と名付けたのです。「骨の骨、肉の肉」というのは、まさに自分の骨とその周りの肉から生み出されたので正確な表現です。そして「女」には原語からすると「男を補助する」いう意味があります。名付け方も正当なものであるように思います。
「それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。」(24節)
この聖句はイエス・キリストが引用しています。「それで、2人はもはや別々ではなく、一体です。ですから、神が結び合わせたものを、人が離してはなりません」(マタイ19:6)
結婚は神が制定し、男と女が一体になることなのです。
「人とその妻とは、ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった。」(25節)
当時の地球は暖かく衣類を必要としていませんでした。