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 創世記6

2025-07-14

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。」(1,2節)
神の子たちは天使のことでしょう。娘たちを見て美しいので結婚したようです。これらの天使はサタンのように化肉したようです。天から離れた点で堕天使です。
「そこで主は言われた、『わたしの霊はながく人の中にとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。しかし、彼の年は百二十年であろう』。そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。」(3,4節)
ネピリムは堕天使の子です。多分力が強く勇士になったのでしょう。120歳までは生きます。
「『わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる』と言われた。」(7節)
ヤハウェ神は創造した人も獣も這うものも鳥まで拭い去ろうとします。後悔したのです。
「しかし、ノアは主の前に恵みを得た。」(8節)
神の目からみて堕落していないのはノアだけだったようです。
「ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。」(9節)ノアは義人で、完全に神と共に行動したようです。
「時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。」(11節)
暴虐が地に満ちたという表現から、争いや犯罪が頻発していたのかもしれません。
「わたしは地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去る。地にあるものは、みな死に絶えるであろう。ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。」(17,18節)
神の怒りで地上の生物を全て滅ぼすことになります。ただし、ノアの家族は箱舟によって助けるようにします。
「またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。それらは雄と雌とでなければならない。~また、すべての食物となるものをとって、あなたのところにたくわえ、あなたとこれらのものとの食物としなさい』。ノアはすべて神の命じられたようにした。」(19,21,22節)
神の指示は具体的でした。生き物の雄と雌のつがいで箱舟に避難させるように言います。そしてそのために必要な食料も確保するように言うのです。
覚えてますか?創世記1章で大空は上の水と下の水に挟まっていたことを。上の水は水蒸気になっていたと思われます。ノアの大洪水はこの上の水を降らせることだったようです。
すべてを創造した神にとって、この洪水はたやすいことだったでしょう。
見たこともない洪水を予測できたのは、ノアの神への信仰によると思います。