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 創世記7

2025-07-15

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「主はノアに言われた、『あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。」(1節)
いよいよ洪水が引き起こされます。ヤハウェ神はノアだけを義人として認めていました。
「七日の後、わたしは四十日四十夜、地に雨を降らせて、わたしの造ったすべての生き物を、地のおもてからぬぐい去ります』。」(4節)
時間的な余裕がありません。7日後には雨が40日続くのです。
「さて洪水が地に起った時、ノアは六百歳であった。ノアは子らと、妻と、子らの妻たちと共に洪水を避けて箱舟にはいった。」(6,7節)
覚えていますか?ノアが500歳のときに神から指示があったことを。つまり100年かけてノアの子らと妻と子らの妻とで箱舟を建造したのです。箱舟の大きさは長さ137M、幅22M、高さ13Mの巨大な船です。そして3階建てでした。
「こうして七日の後、洪水が地に起った。それはノアの六百歳の二月十七日であって、その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、雨は四十日四十夜、地に降り注いだ。」(10~12節)
ついに大空の上にあった水蒸気が雨となって、40日間続きます。
「そのはいったものは、すべて肉なるものの雄と雌とであって、神が彼に命じられたようにはいった。そこで主は彼のうしろの戸を閉ざされた。」(16節)
獣や家畜や這うものや鳥もつがいで箱舟に入ったのです。そして神が箱舟の戸を閉じます。
「水はまた、ますます地にみなぎり、天の下の高い山々は皆おおわれた。水はその上、さらに十五キュビトみなぎって、山々は全くおおわれた。」(19,20節)
すべての高い山も水に覆われて、7Mほど水の下になりました。
「地の上に動くすべて肉なるものは、鳥も家畜も獣も、地に群がるすべての這うものも、すべての人もみな滅びた。」(21節)
箱舟に入らなかった肉なるものは、すべて滅びました。人間もそしてネピリムと呼ばれた勇士たちも。化肉した堕天使はたぶん霊者に戻ったかもしれません。
「水は百五十日のあいだ地上にみなぎった。」(24節)
すべての山が水に覆われたので、大災厄です。ノアとその家族以外は誰も助かりませんでした。ノアが箱舟を建造し始めたのが500歳の時で600歳の時に大洪水が起きました。ネピリムの寿命が120歳ですから、ノアが480歳の時からネピリムは存在していたようです。
誰も見たことのない景色がノアとその家族の前にありました。地上が水に覆われて何も見えるものがありません。40日間は箱舟の中でじっと我慢するしかなかったでしょう。太陽を見ることもできなかったと思います。方角もわからず、水の上を漂っていたと思います。
信仰がなければ、箱舟を建造することも、動物たちを集めることもできなかったでしょう。