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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記8

2025-07-16

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた。神が風を地の上に吹かせられたので、水は退いた。」(1節)
すでに5か月も人と動物が箱舟の中にいるのですから、神は水を退かせます。
「箱舟は七月十七日にアララテの山にとどまった。」(4節)
アララテは現在でも地名として残っています。トルコのアララト山のことでしょう。
「水はしだいに減って、十月になり、十月一日に山々の頂が現れた。」(5節)
8か月後に山々の頂が現れるようになりました。
「ノアはその造った箱舟の窓を開いて、からすを放ったところ、からすは地の上から水がかわききるまで、あちらこちらへ飛びまわった。~ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、はとを放ったが、はとは足の裏をとどめる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。」(6~9節)
ノアはからす、そして鳩を放ちますが、陸地が見当たらずに戻ってきたようです。
「それから七日待って再びはとを箱舟から放った。はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。」(10,11節)
鳩が嘴にオリーブの若葉を咥えてもどってきました。陸地に草木が生えてきたのでしょう。
「さらに七日待ってまた、はとを放ったところ、もはや彼のもとには帰ってこなかった。」(12節)
同じ鳩を放ったかどうかは判りませんが、すでに食料が見つかったのでしょう。オリーブは発芽まで数か月かかりますが、他の草木はもっと早く発芽したかもしれません。
「六百一歳の一月一日になって、地の上の水はかれた。ノアが箱舟のおおいを取り除いて見ると、土のおもては、かわいていた。二月二十七日になって、地は全くかわいた。」(13,14節)降雨から1年後に乾いた土地が現れたのです。
「この時、神はノアに言われた、『あなたは妻と、子らと、子らの妻たちと共に箱舟を出なさい。あなたは、共にいる肉なるすべての生き物、すなわち鳥と家畜と、地のすべての這うものとを連れて出て、これらのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい』。」(15~17節)神はノアとその家族に箱舟を出るように言います。そして動物たちが地に広がるように言うのです。
「ノアは主に祭壇を築いて、すべての清い獣と、すべての清い鳥とのうちから取って、燔祭を祭壇の上にささげた。」(20節)
羊か鳩の犠牲を祭壇に捧げたのでしょう。清い動物のつがいは7匹ずつ箱舟入りました。
「わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。」(21節)ヤハウェ神は二度と全ての生き物を滅ぼさないと宣言します。