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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記12

2025-07-24

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「時に主はアブラムに言われた、『あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。」(1節)
ヤハウェ神はアブラムに、神が示す地に行くように命じられます。
「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、/あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、/あなたによって祝福される』。」(2,3節)
これが、アブラハム契約と呼ばれるもので、アブラムを祝福する者は祝福され、アブラムを呪う者は呪われるのです。
「アブラムは妻サライと、弟の子ロトと、集めたすべての財産と、ハランで獲た人々とを携えてカナンに行こうとしていで立ち、カナンの地にきた。」(5節)
イラクを出発してイスラエルまで徒歩で人々と来ました。
「時に主はアブラムに現れて言われた、『わたしはあなたの子孫にこの地を与えます』。アブラムは彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた。」(7節)
ヤハウェ神はアブラムに、イスラエルの地を与えると約束し、アブラムは祭壇を築きます。
彼はそこからベテルの東の山に移って天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。そこに彼は主のために祭壇を築いて、主の名を呼んだ。」(8節)
ベテルもアイも都市としてエルサレムの近くにあったようです。
「さて、その地にききんがあったのでアブラムはエジプトに寄留しようと、そこに下った。ききんがその地に激しかったからである。」(10節)
「エジプトにはいろうとして、そこに近づいたとき、彼は妻サライに言った、『わたしはあなたが美しい女であるのを知っています。それでエジプトびとがあなたを見る時、これは彼の妻であると言ってわたしを殺し、あなたを生かしておくでしょう。どうかあなたは、わたしの妹だと言ってください。そうすればわたしはあなたのおかげで無事であり、わたしの命はあなたによって助かるでしょう』。」(11~13節)
アブラムは妻の美しさのゆえに自分が殺されることを危惧します。
「ところで主はアブラムの妻サライのゆえに、激しい疫病をパロとその家に下された。」(17節)サライを妻にしようとエジプトの王家の者は行動したのかもしれません。それを防ぐために神は疫病を王家にもたらします。
「『あなたはなぜ、彼女はわたしの妹ですと言ったのですか。わたしは彼女を妻にしようとしていました。さあ、あなたの妻はここにいます。連れて行ってください』。」(19節)
パロもサライを妻にしようとしていました。パロはアブラムを殺そうとしたかもしれません。「パロは彼の事について人々に命じ、彼とその妻およびそのすべての持ち物を送り去らせた。」(20節)結果としてアブラムもサライもエジプトから去るのです。