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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 創世記13

2025-07-25

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「アブラムは妻とすべての持ち物を携え、エジプトを出て、ネゲブに上った。ロトも彼と共に上った。」(1節)
アブラムとその妻と甥のロトもエジプトを出て、ネゲブに行きます。
「彼はネゲブから旅路を進めてベテルに向かい、ベテルとアイの間の、さきに天幕を張った所に行った。」(3節)
以前に天幕を張った場所に戻ります。
「すなわち彼が初めに築いた祭壇の所に行き、その所でアブラムは主の名を呼んだ。」(4節)
神のお名前であるヤハウェを祭壇で呼んだのです。
「アブラムの家畜の牧者たちとロトの家畜の牧者たちの間に争いがあった。そのころカナンびととペリジびとがその地に住んでいた。」(7節)
家畜の牧者たちの間に争いがあったようです。
「アブラムはロトに言った、『わたしたちは身内の者です。わたしとあなたの間にも、わたしの牧者たちとあなたの牧者たちの間にも争いがないようにしましょう。全地はあなたの前にあるではありませんか。どうかわたしと別れてください。あなたが左に行けばわたしは右に行きます。あなたが右に行けばわたしは左に行きましょう』。」(8,9節)
アブラムはさすがに族長です。甥に対して争いを鎮めようとします。しかも土地の選択権をロトに任せて、自分は反対の土地に行くと言うのです。謙遜ですね。
「アブラムはカナンの地に住んだが、ロトは低地の町々に住み、天幕をソドムに移した。」
(12節)
「ソドムの人々はわるく、主に対して、はなはだしい罪びとであった。」(13節)
ロトが住むようになったソドムは、ヤハウェ神に対して大罪を犯していたようです。
「ロトがアブラムに別れた後に、主はアブラムに言われた、『目をあげてあなたのいる所から北、南、東、西を見わたしなさい。すべてあなたが見わたす地は、永久にあなたとあなたの子孫に与えます。」(14,15節)
ヤハウェ神は、アブラムのいる所から見渡す土地を永久にアブラムとその子孫に与えます。
「わたしはあなたの子孫を地のちりのように多くします。もし人が地のちりを数えることができるなら、あなたの子孫も数えられることができましょう。」(16節)
アブラムの子孫の繁栄が約束されます。数えられないほど子孫が増えるのです。
「アブラムは天幕を移してヘブロンにあるマムレのテレビンの木のかたわらに住み、その所で主に祭壇を築いた。」(18節)
アブラムは天幕をヘブロンに移します。そして祭壇を築くのです。ヘブロンの地名は今でも残っています。現在はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区とされています。イスラエルの南にその都市はあります。聖書の歴史は史実です。