主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 創世記15

2025-07-28

創世記は旧約聖書の初めの書です。作者はモーセのようです。
「これらの事の後、主の言葉が幻のうちにアブラムに臨んだ、/『アブラムよ恐れてはならない、/わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは、/はなはだ大きいであろう』。」(1節)
ヤハウェ神はアブラムに幻のうちに語ります。神が盾となって、大きな報いを得ると。
「アブラムはまた言った、『あなたはわたしに子を賜わらないので、わたしの家に生れたしもべが、あとつぎとなるでしょう』。」(3節)
アブラムには子供が生まれなかったので、家に生まれた子を養子にすると考えていました。
「この時、主の言葉が彼に臨んだ、『この者はあなたのあとつぎとなるべきではありません。あなたの身から出る者があとつぎとなるべきです』。」(4節)
神はアブラムの実子を跡継ぎにすると宣言します。まだ、実子は生まれていませんでした。
「そして主は彼を外に連れ出して言われた、『天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい』。また彼に言われた、『あなたの子孫はあのようになるでしょう』。」(5節)
神はかつて、アブラムの子孫は砂粒のように増えると言い、今後は星の数ほどになると言います。
「アブラムは主を信じた。主はこれを彼の義と認められた。」(6節)
アブラムは将来のことを見えていませんが、神の言葉はそのとおりになると信じ、それで神はアブラムを義人と認めます。
「主は彼に言われた、『三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山ばとと、家ばとのひなとをわたしの所に連れてきなさい』。」(9節)
アブラムは神の指示に従い、祭壇にそれらの動物の犠牲を捧げます。
「日の入るころ、アブラムが深い眠りにおそわれた時、大きな恐ろしい暗やみが彼に臨んだ。」(12節)夕方になってアブラムが疲れて寝ようとしたときに、暗闇が彼を覆います。
「時に主はアブラムに言われた、『あなたはよく心にとめておきなさい。あなたの子孫は他の国に旅びととなって、その人々に仕え、その人々は彼らを四百年の間、悩ますでしょう。しかし、わたしは彼らが仕えたその国民をさばきます。その後かれらは多くの財産を携えて出て来るでしょう』。」(13,14節)
アブラムの孫のヤコブの時代にイスラエル国民がエジプトに移住し、強制労働に就かされることを預言していました。
「やがて日は入り、暗やみになった時、煙の立つかまど、炎の出るたいまつが、裂いたものの間を通り過ぎた。」(17節)
「その日、主はアブラムと契約を結んで言われた、/「わたしはこの地をあなたの子孫に与える。エジプトの川から、かの大川ユフラテまで。」(18節)
神は犠牲の動物を受け入れて、アブラムと契約したのです。